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【第31回東京若手能】出演者メッセージ第二弾:田邊恭資さん(小鼓方大倉流)
能楽若手研究会東京公演「第31回東京若手能」を2月25日(土)に開催します。
これに関連して、出演者からメッセージをいただきました。
第二弾は、能「杜若」に出演される田邊恭資さん(小鼓方大倉流)です。
田邊恭資
10年前の東京若手能で、やはり杜若を宝生流で勤めました。
よく舞台にかかる能ですが、在原業平というスター歌人、カキツバタという魅力ある花の存在を抜きにしても「中入のない一場面の太鼓序之舞物」という手軽さが、案外人気の理由かもしれません。
能には変身が付き物で、中入の無いこの能では「物著」といって、舞台上で装束を着替えます。その間、笛・小鼓・大鼓の三人が、特に何も意味しないボンヤリとした伴奏をします。
10年前のこの能で、大鼓のご指導にいらしていた故柿原崇志先生に、物著の掛ケ声についてご注意を頂いたことは、今に忘れません。 柿原先生の基準に達しているか、今でも全く分からないのですが、泉下の先生に改めて教えを請うつもりで勤めたいと思っております。
ご高覧、ご批評賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
よく舞台にかかる能ですが、在原業平というスター歌人、カキツバタという魅力ある花の存在を抜きにしても「中入のない一場面の太鼓序之舞物」という手軽さが、案外人気の理由かもしれません。
能には変身が付き物で、中入の無いこの能では「物著」といって、舞台上で装束を着替えます。その間、笛・小鼓・大鼓の三人が、特に何も意味しないボンヤリとした伴奏をします。
10年前のこの能で、大鼓のご指導にいらしていた故柿原崇志先生に、物著の掛ケ声についてご注意を頂いたことは、今に忘れません。 柿原先生の基準に達しているか、今でも全く分からないのですが、泉下の先生に改めて教えを請うつもりで勤めたいと思っております。
ご高覧、ご批評賜りたく、よろしくお願い申し上げます。
<田邊恭資 プロフィール>
小鼓方大倉流 新潟県出身
国立能楽堂第七期能楽[三役]研修修了
小鼓方大倉流宗家 大倉源次郎に師事
「出演者メッセージ第一弾:澤田宏司さん(シテ方宝生流)」はこちらから
「第31回東京若手能」は、国立劇場チケットセンターほかにて好評発売中です。
どうぞお見逃しなく!
番組
- 能
- 杜若(かきつばた)
- シテ 坂 真太郎(観世流)
ワキ 舘田 善博(宝生流)
- 狂言
- 因幡堂(いなばどう)
- 内藤 連(和泉流)
- 能
- 通小町(かよいこまち)
- シテ 澤田 宏司(宝生流)
ワキ 村瀨 提(福王流)
日時 | 2023年2月25日(土) 午後1時開演(開場正午) |
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場所 | 国立能楽堂 能舞台 |
公演の詳細はこちら