国立文楽劇場
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東西名流舞踊鑑賞会 昭和100年記念演目のご紹介
今回、昭和100年記念として取り上げる、昭和の名作――第1部の長唄『雨月』と第2部の義太夫『藤戸の浦』をご紹介します。
【第1部】
作=吉井勇
作曲=山田抄太郎
振付=松本佐多
長唄 雨月(うげつ) 井上八千代
演奏=杵屋東成/杵屋勝禄 ほか
祇園にゆかりの深かった歌人の吉井勇が、謡曲『雨月』より、ワキの西行法師に焦点をあてて、その一所不住の旅姿を描いた長唄の作品です。
三世井上八千代の高弟の松本(井上)佐多が、昭和28年(1953)、80歳で初演しました。後に四世井上八千代(愛子)が、三世八千代の五十回忌追善会ほかで舞っており、しみじみと味わいの深い名作です。
このたびは、京舞の重要無形文化財保持者―人間国宝の井上流五世家元井上八千代が、今年で二十三回忌を迎えた祖母の四世八千代を偲んで舞います。
演奏の杵屋東成との人間国宝共演による舞台も見逃せません!
【第2部】
作=有吉佐和子
作曲=二代野澤喜左衛門
振付=二世藤間勘斎
振付=初代吾妻徳穂
義太夫 藤戸の浦(ふじとのうら) 吾妻徳穂 藤間勘十郎
演奏=竹本千歳太夫・豊竹呂勢太夫/鶴澤清介 ほか
昭和44年(1969)、初代吾妻徳穂が自主公演『母三趣』の会で初演しました。有吉佐和子が、能『藤戸』より着想し、源平合戦の地である藤戸の浦を舞台に、佐々木盛綱と、その武功の影で子を殺された母の対峙を、重厚な義太夫節で舞踊化した作品です。
国立文楽劇場に16年ぶりの出演となる吾妻徳穂の母、振興会主催公演に初出演となる八世宗家藤間勘十郎の盛綱という注目の顔合わせで、約50分にわたる圧巻の舞台が繰り広げられます。
演奏は文楽座の竹本千歳太夫、豊竹呂勢太夫、鶴澤清介ほか。文楽の地元である大阪で初上演となる必見の舞台です!
本公演ではこのほか、地歌舞やご祝儀曲、歌舞伎舞踊など、名手たちが勢揃いして多彩な舞踊作品を上演いたします。
