くろごちゃんファンド(国立劇場基金)
活動報告
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「くろごちゃんファンド」初めてのイベントを開催いたしました(2025年12月)
令和7年12月13日(土)国立劇場伝統芸能情報館レクチャー室にて、「くろごちゃんファンド」の初めてのイベントを開催しました。
国立文楽劇場の活用事例をご紹介しました
当日は、国立文楽劇場技術室より、かしら担当、衣裳担当の職員が、普段はなかなか触れることのできない貴重な実物資料の紹介を交えてお話いたしました。〇かしら
ずらりと並んだ様々なかしらに、ご参加の皆様の目は釘付けだったことでしょう。色々な頭の仕掛けや性根の解説、かしらの製作工程について見本を用いながらご説明いたしました。かしらは公演毎に役柄が変わるので、常に塗り直しや修理を行いながら舞台に送り出しています。中には100年以上前に彫られたかしらもあり、遣いやすい状態を保つよう心掛けています。
〇衣裳
衣裳に使用する生地は、人形の寸法に合うように特別に誂えています。職人の廃業や原材料の入手の難しさ等、衣裳を取り巻く深刻な現状もお話いたしました。

貴重な体験や交流の機会も!
質疑応答に加え、資料を手に取ってご覧いただけるコーナーもご用意し、大変な賑わいとなりました。ガブや梨割のかしらの仕掛けを動画で撮影したり、衣裳の縫い目や裏側まで目を凝らしたり、普段は味わえない体験をお楽しみいただけました。「寄附がこのように役立っていて嬉しい」「これからも応援します」といったありがたいお言葉も頂戴いたしました。

これからも「くろごちゃんファンド」をよろしくお願いいたします
日頃よりあたたかいご支援をお寄せいただいている皆様へ、改めて感謝をお伝えするとともに、皆様のご寄附をどのように活用させていただいているのかご報告し、目で見て体感いただける機会となりました。今後もこのようなイベントを企画してまいります。 ご寄附はこちらご寄附の活用状況|「文楽素浄瑠璃の会」にくろごちゃんファンドが活用されました
令和7年11月17日(月)サントリーホールブルーローズにて、国立劇場第212回邦楽公演「文楽素浄瑠璃の会」が開催されました。東京における「文楽素浄瑠璃の会」開催は、令和4年以来でした。
この公演では、「くろごちゃんファンド」へ頂戴した寄附金が活用されました。皆様のあたたかいご支援に、改めて御礼申し上げます
ご寄附の活用状況|展示用文楽人形のかしらを製作しました。
皆様からのご寄付により展示用文楽人形のかしらを製作しました。
文楽人形
文楽人形は、公演ごとに、その役柄(性根)に沿って、かしら・鬘・手足・胴・衣装等を準備し、人形遣いが「拵え」(衣裳を留めつけて整えること)をし、完成させます。
国立文楽劇場では、寄贈資料や所蔵資料を劇場内の資料展示室等で公開していますが、なかでも視覚的な効果の高い文楽人形は、できる限り展示するよう努めています。
しかし、当劇場所蔵品で紹介できるものは立役(男)と娘(女)の数体にとどまっていたため、この度、くろごちゃんファンドの寄附金を利用して、最も代表的な立役かしら「文七」を用いた人形を製作させていただくことになりました。
立役かしら「文七」
「文七」は男性的な顔立ちで、内面に苦悩を滲ませた悲劇の主人公等に使われます。代表的な役柄は、「菅原伝授手習鑑」の松王丸、「一谷嫩軍記」の熊谷次郎直実、等です。主役級のかしらですので、ご紹介の機会も多いかと思います。
今後、この「文七」のかしらに合わせて胴や衣裳も製作していく予定です。
▲今回製作した、展示用文楽人形かしら「文七」
ご寄附の活用状況|新調した文楽の肩衣・袴がお目見え✨(令和7年1月)
令和6年11月に、皆様のご寄附により新調した肩衣と袴を、令和7年初春文楽公演 第2部『仮名手本忠臣蔵』「道行旅路の嫁入」に出演する太夫・三味線弾きが着用しております。
皆様のあたたかいご支援に改めて御礼申し上げます。
公演をご覧の際は、ぜひ新しい肩衣と袴にもご注目ください。
☆「道行旅路の嫁入」に出演の豊竹呂勢太夫から、メッセージが届きました。こちらもどうぞご覧ください!
令和7年初春文楽公演 第2部『仮名手本忠臣蔵』「道行旅路の嫁入」の様子太夫・三味線弾きが、新調した肩衣・袴を着用しています
ご寄附の活用状況|文楽の肩衣と袴を新調しました(令和6年11月)
いつも「くろごちゃんファンド(国立劇場基金)」を応援してくださり、誠にありがとうございます。
このたび、皆様のご寄附により、国立文楽劇場で、文楽の肩衣・袴を新調することができました。
長年の使用で劣化が進んだ肩衣・袴
太夫・三味線弾きは舞台出演の際、専用にあつらえた肩衣・袴姿で語りと演奏を行います。「景事」や「道行」など大勢が並んで演奏する演目では、文楽劇場所有の肩衣と袴を使用します。
人形遣いも、演目によっては、出遣いの場面で文楽劇場所有の肩衣・袴を着用しています。
現在、文楽劇場では約10種類の肩衣・袴を所有していますが、前回新調したのは10年以上前。肩衣・袴ともに、古くから使用しているものや使用頻度の高いものは、生地の裂けや汚れ、汗染みがひどい状態でした。
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袴帯の劣化
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袴裾の破れ・擦り切れ
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袴の汚れ・シミ
今回新調したもの
今回新調したものは以下の通りです。柄は「三枡柄」という一般的な古典文様、素材は綿100%で作られています。
- ・太夫用肩衣・袴セット10組
- ・三味線用肩衣・袴セット10組
- ・人形用肩衣4枚
- ・人形用袴10枚
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国立文楽劇場2階ロビーの展示の様子
ご寄附の活用状況|博物資料を購入しました(令和6年9月)
いつも「くろごちゃんファンド(国立劇場基金)」を応援してくださり、誠にありがとうございます。
このたび、皆様のご寄附により、国立能楽堂で博物資料「能絵 12図」を購入することができました。
この資料は江戸末期の能絵で、現在は絵巻になっていますが、近年に貼交屏風(いろいろな書画などを交ぜ合わせて貼りつけた屏風)から改装されたようです。
〈盛久〉〈水無月祓〉など描かれることが少ない曲目が描かれており、粉本(制作の参考とするために模写した絵画)を踏襲するそれまでの能絵とは異なり、写実的な表現が注目されます。
「能絵 12図」のうち〈水無月祓〉部分
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(平日午前10時~午後6時) - FAX
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