研修内容


長唄・三味線の技量向上をはかるほか、端唄・俗曲・鳴物の演奏、数百曲におよぶ寄席囃子の曲の習得、また、寄席での実習などを行います。
研修概要
- 研修目的
- 寄席囃子の演奏者になるための基礎教育を行うことを目的とします。
- 応募資格
- 中学校卒業(卒業見込みを含む)以上の女子で、原則として年齢45歳以下の者。かつ長唄三味線の素養がある者とします。
- 募集人員
- 若干名
- 選考方法
- 一般公募し、作文、実技試験(長唄の弾き唄い、調弦ほか)、面接を行い選考します。
- 研修期間
- 2年間(全日制)
- 研修時間
- 原則として、月曜日から金曜日までの平日午前10時から午後6時まで
- 研修内容
- 寄席囃子、長唄、長唄(五線譜)、清元、端唄、俗曲、鳴物、舞踊、体操、作法、講義、公演見学 他
- 適性審査
- 研修開始後8ヶ月以内に適性審査を実施します。
- 研修修了後
- 一般社団法人落語協会または公益社団法人落語芸術協会に所属し、寄席囃子演奏家として国立演芸場や各寄席等に出演することになります。
- その他
- 受講料無料、教材などは貸与及び支給をします。
遠隔地に居住する研修生には宿舎を貸与(審査有り・有料)、又は住宅費補助金を給付します。
適性審査合格者には、研修期間中、伝統芸能伝承奨励費の貸与資格が与えられます。
研修生の1日(1年次)
- 10:00出勤稽古着に着替え、研修の準備をします。
- 10:30長唄三味線や唄の技量向上を目指します。授業は1コマ80分。
- 12:00昼食お弁当を持参したり、劇場の職員食堂を利用したりします。
- 13:00寄席囃子寄席で使われる出囃子を覚えます。先生のお手本を聞いて、自分で譜面を作成します。
- 14:30自習次回の研修に向けて、予習・復習します。
- 16:00講義落語の系譜について学びます。
- 18:00退勤今日一日で学んだことを研修日誌にまとめ、明日に備えます。
研修発表会
1年間の研修の成果を国立劇場で披露します。2年次は研修修了発表会となります。
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