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国立劇場

【7月雅楽公演】事前講座レポート!出演者が語る見どころと公演への意気込み

7月25日(土)開催の雅楽公演「雅楽の調べ-夏の管絃と海の舞楽-」に先立ち、7月11日(土)に北とぴあつつじホールで事前講座を開催しました。
講座では、十二音会の豊英秋氏、安齋省吾氏、大窪永夫氏の3名にご登壇いただき、雅楽の唱歌体験や、平調と黄鐘調の越殿楽聴き比べなどを通して、本公演をより深く楽しむためのポイントが紹介されました。今回はその中から、公演の見どころをお届けします。


左から安齋省吾氏、大窪永夫氏、豊英秋氏

◇「黄鐘調」の魅力

公演第一部では、夏の調子とされる「黄鐘調」の楽曲を演奏します。
出演者からは、

「笙は最低音の響きがなんとも涼やかで、夏らしさを感じます」(豊英秋氏)

「篳篥は高音の響きがじりじりとした夏の日差しを思わせます」(大窪永夫氏)

「笛にとっては運指の難しい調子ですが、その分魅力的な曲も多いですね」(安齋省吾氏)

と、それぞれの楽器ならではの視点から黄鐘調の魅力が語られました。同じ楽曲でも楽器によって感じ方が異なる点も、雅楽の奥深さの一つです。

◇聴き応え抜群の管絃

管絃で演奏する「桃李花」は「延楽(のべがく)」というゆったりとした長い曲です。「延楽」は日々の稽古でも初めに演奏するような大切なもので、その壮大さは聴き応え十分です。

また、「越殿楽」は終盤に篳篥と箏による掛け合いが楽しめる「残楽」で上演。普段は音楽全体を支える笙が抜けることで生まれる音色の変化にもぜひご注目ください。

◇豪華絢爛な海の舞楽

舞楽では、海をテーマにした二つの演目をお届けします。
「青海波」は、波や千鳥の刺繍が施された華やかな装束が見どころです。袖が大きく翻る優雅な舞や、鼉太鼓による迫力のある音も必見です。

一方の「狛桙」は、船頭が竿を操るような独特の所作が特徴で、爽やかな緑の装束とともに、躍動感あふれる舞をお楽しみいただけます。

◇舞人・豊英秋氏が語る『狛桙』への挑戦

今回、『狛桙』で舞人を務める十二音会代表の豊英秋氏は、

「いつも最後と思って舞っています。『狛桙』は非常に難しい演目ですが、それだけにやりがいがあります。若い世代の手本になれるよう、いつまでも現役の気持ちで頑張りたい」

と公演への意気込みを語りました。
特に難しいのは、舞で用いる長い桙(ほこ)の扱いとのこと。

「少し角度が違うだけで動きが大きく変わってしまう。4人の舞人が息を合わせて揃えることが何より難しい」

と、見どころの一つである繊細な動きについても紹介してくださいました。

◇公演へのご来場をお待ちしています

事前講座を通じて紹介された数々の見どころ。夏ならではの黄鐘調の響き、聴き応えある管絃、そして海の情景を描く華やかな舞楽を、ぜひ会場でご堪能ください。

 

◇令和8年7月雅楽公演「雅楽の調べ-夏の管絃と海の舞楽-」

日時:7月25日(土)午後2時開演

会場:北とぴあ さくらホール

公演の詳細はこちら

出演者の想いが込められた舞台に、ぜひご期待ください。

 

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