養成事業

歌舞伎音楽(長唄)研修

歌舞伎音楽(長唄)研修

長唄は歌舞伎とともに発展した音楽で、唄と三味線により演奏されます。黒御簾音楽として舞台下手の御簾内(下座)で情景や心情を表現し、所作事(舞踊)では鳴物とともに舞台上で演奏します(出囃子)。

研修では、長唄、三味線や黒御簾音楽、鳴物の演奏法を学ぶほか、講義、公演見学等により、長唄演奏者として必要な技芸、知識を習得します。

研修概要

研修目的
歌舞伎音楽(長唄)の演奏者になるための基礎教育を行うことを目的とします。
応募資格
中学校卒業(卒業見込みを含む)以上の男子で、原則として年齢23歳以下の者。
経験は問いません。
募集人員
若干名
選考方法
基本的に3年に一度一般公募し、作文、簡単な実技試験、面接を行い選考します。
研修期間
3年間(全日制)
研修時間
原則として、月曜日から金曜日までの平日午前10時から午後6時まで
研修場所
国立劇場閉場中につき、国立オリンピック記念青少年総合センター内で研修
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
研修内容
長唄、三味線、鳴物、謡曲、体操、作法、講義、習字、楽屋実習、公演見学 他
適性審査
研修開始後8ヶ月以内に適性審査を実施します。
研修修了後
歌舞伎長唄協議会に所属し、同協会幹部の指導の下、長唄演奏家として舞台出演することになります。
その他
受講料無料、教材などは貸与及び支給します。
遠隔地に居住する研修生には宿舎を貸与(審査有り・有料)、又は住宅費補助金を給付します。
適性審査合格者には、研修期間中、伝統芸能伝承奨励費の貸与資格が与えられます。