研修内容


研修概要
- 研修目的
- 歌舞伎俳優になるための基礎教育を行うことを目的とします。
- 応募資格
- 中学校卒業(卒業見込みを含む)以上の男子で、原則として年齢23歳以下の方。
経験は問いません。 - 募集人員
- 若干名
- 選考方法
- 基本的に毎年一般公募し、作文、簡単な実技試験、面接を行い選考します。
- 研修期間
- 2年間(全日制)
- 研修時間
- 原則として、月曜日から金曜日までの平日午前10時から午後6時まで
- 研修場所
- 国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町)
- 研修内容
- 歌舞伎実技、立廻り・とんぼ、化粧、衣裳、日本舞踊、義太夫、長唄、鳴物、箏曲、
体操、作法、講義、舞台実習、公演見学 他 - 適性審査
- 研修開始後8か月以内に適性審査を実施し、研修継続の可否を判断します。
- 研修修了後
- 一般社団法人伝統歌舞伎保存会の斡旋により幹部俳優に入門し、歌舞伎俳優として舞台出演することになります。
- その他
- 受講料無料、教材などは貸与及び支給します。
遠隔地に居住する研修生には宿舎を貸与(審査有り・有料)、又は住宅費補助金を給付します。
研修期間中、伝統芸能伝承奨励費の貸与資格が与えられます(研修修了後、一定の条件を満たした場合の返還免除規定があります)。
研修生の1日(1年次)
- 10:00出勤稽古着に着替え、自習および研修の準備をします。
- 10:30化粧実際の楽屋と同様の鏡台を使用し、近習(主君の側近くに仕える侍)を始め、立役・女方の役柄それぞれの化粧の基本を習得します。授業は1コマ80分。
- 12:00休憩昼食をとり、午後の研修に備えます。
- 13:00歌舞伎実技舞台で演じられている歌舞伎のセリフを発声・発音・アクセントからしっかり教わり、先生のお手本を真似て演技の稽古をします。
- 14:30日本舞踊日本舞踊は舞台での立ち居振る舞いの基礎となります。姿勢、基本の動作、扇子の使い方から丁寧に教えていただきます。
- 16:00立廻り・とんぼ刀・十手・棒・長刀等を使用した基本的な型の立廻りと、三徳や返り立ち等のとんぼ(宙返り)を繰り返し稽古します。
- 18:00退勤今日一日で学んだことを研修日誌にまとめ、明日に向けての準備をします。
研修発表会
1年間の研修の成果を披露します。2年次は研修修了発表会となります。
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