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国立劇場の読書会 vol.2「日本美術史を書き換えた名著『奇想の系譜』を読む」
「国立劇場の読書会」は、伝統芸能や文化芸術に関連する課題図書を事前にお読みの上ご参加いただき、本の感想を参加者のあいだで自由に交わして、読書を深めていくイベントです。
第2弾の課題図書は、刊行から半世紀を超えて読み継がれる辻惟雄の『奇想の系譜』。ナビゲーターを務めるのは、川崎浮世絵ギャラリー学芸員で國學院大學講師の洲脇朝佳さんです。洲脇さんと参加者の皆様で、全3回に分けてゆっくりと『奇想の系譜』を読んでいきます。「奇想」をテーマに国立劇場所蔵資料も毎回ご紹介します。どうぞお気軽にご参加ください!
ナビゲーターからのメッセージ
実は近年、日本美術ブームが起こっているのをご存じでしょうか?なかでも、伊藤若冲や歌川国芳といった個性的な絵師たちは、メディアでも展覧会でも引っぱりだこです。そんな彼らの魅力を私たちに「再発見」させてくれる先駆けとなったのが、この辻氏の名著。読書会を通して、いっしょに日本美術の楽しさを見つけましょう!
課題図書 | 辻惟雄『奇想の系譜』(ちくま学芸文庫) |
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ナビゲーター | 洲脇朝佳(川崎浮世絵ギャラリー学芸員/國學院大學講師) |
会場 | 国立劇場 伝統芸能情報館2F 図書閲覧室(東京都千代田区隼町4-1) |
日程 | ●第1回 11/20(木)19時~20時30分「憂世と浮世-岩佐又兵衛」「桃山の巨木の痙攣-狩野山雪」(P7~P93) ●第2回 12/18(木)19時~20時30分「幻想の博物誌-伊藤若冲」「狂気の里の仙人たち-曾我蕭白」(P95~P177) ●第3回 1/15(木)19時~20時30分「鳥獣悪戯-長沢蘆雪」「幕末怪猫変化-歌川国芳」(P179~P240) ※各回の課題範囲を事前に読了の上ご参加ください。どの回からでもご参加いただけます! ※当日は各自、課題図書をご持参ください。 ★読書会の流れ★ ➀参加者の自己紹介 ➁ナビゲーターによるイントロダクション ➂ひとりずつ感想をお話しいただく! ➃(時間があれば)フリートーク ➄国立劇場所蔵資料の紹介 ➅ナビゲーターによる次回予告や読書案内など |
参加費 | 各回1,000円(当日現金精算) |
定員 | 各回10名(先着順) |
申込方法 | 下記のお申込みフォームより受け付けております。 (10/2より募集を開始します) 第2回 12/18(木)19時~20時30分(第1回終了後、募集を開始します) 第3回 1/15(木)19時~20時30分(第2回終了後、募集を開始します) |
関連イベント | 国立劇場の読書会 vol.1「三島由紀夫生誕100周年記念『近代能楽集』を読む」 |
お問合せ先 | 国立劇場 伝統芸能情報センター調査資料課 050-1731-7575(平日10時~17時) |