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日本芸術文化振興会

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大韓民国国立釜山国楽院と「相互協力のための基本協定」を締結しました

独立行政法人日本芸術文化振興会は、令和7年6月15日、大韓民国国立釜山国楽院と「相互協力のための基本協定」を締結しました。

国立釜山国楽院は韓国の国立芸術機関である国立国楽院の一つで、韓国の伝統芸能の継承と発展のため、釜山という国際海洋文化都市としての特色も活かしながら、幅広く事業を展開しています。

この日の国立釜山国楽院における調印式では国立釜山国楽院のイ・ジョンヨプ(李政燁)院長と当法人長谷川眞理子理事長が顔を合わせ、両機関において文化的理解を深め、今後、相互に協力しながら文化交流事業を行っていくことを確認し、署名いたしました。

イ・ジョンヨプ院長と長谷川眞理子理事長
イ・ジョンヨプ(李政燁)院長と長谷川眞理子理事長


〇国立釜山国学院 イ・ジョンヨプ(李政燁)院長ご挨拶より
 独立行政法人日本芸術文化振興会とともに文化芸術交流を図るための協定を締結することになり、大変有意義なことと思っております。この協定は、両機関の相互信頼と友情に基づき、伝統芸術分野における実質的な協力と発展のための重要な出発点になります。今後も様々な公演、教育、研究交流を通じて日韓両国の文化的理解を広げ、共同の価値を創出していくことを期待しています。本日同席された独立行政法人日本芸術文化振興会関係者に感謝し、両機関の持続的な交流と発展を心からお祈り申し上げます。

〇日本芸術文化振興会 長谷川眞理子理事長挨拶より
 日本との距離も非常に近い釜山は、古くから海外に開かれた韓国の玄関口であり、国際的な海洋文化都市です。その釜山を本拠とされる国立釜山国楽院は伝統芸能だけでなく、創作公演など様々な事業にも幅広く取り組み世界へと発信しています。今回そのような機関と協定を締結できますことを光栄に思います。この協定締結を機に韓日両国民が互いに伝統文化への理解を深め、親しんでいただける事業ができるものと期待しております。両国の文化交流がより活発になり、互いの文化がますます発展いたしますことを願っております。


本協定に基づいた具体的な交流事業については、今後、両機関で協議をすすめながら実現していきます。


なお、この日の国立釜山国楽院では、「2025世界音楽公演シリーズ」と題した公演が催されました。 韓国・日本・中国の三か国の芸能を計4日間にわたって上演する機会で、この日は沖縄の組踊が招かれ、組踊についての解説ステージ、引き続いて琉球舞踊と組踊『万歳敵討』が上演されました。 客席は満席で、現地の観客の日本の芸能への関心の高さが伝わってきました。

組踊『万歳敵討』の上演後、カーテンコールをうける国立劇場おきなわの出演者一同
組踊『万歳敵討』の上演後、カーテンコールをうける国立劇場おきなわの出演者一同


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