国立劇場
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【開催報告】国立劇場歌舞伎脚本募集説明会
独立行政法人日本芸術文化振興会(国立劇場)では、歌舞伎振興のため、新しい優れた作品を求め、広く一般から募集する歌舞伎脚本募集を、昭和53年度から実施してきました。
この度は、次回の募集に向けて、脚本を書く上での指針やポイントをご案内する「歌舞伎脚本募集説明会」を、令和8年2月20日に開催しました。
当日は、平成23年度から選考委員を務める、松竹株式会社エグゼクティブフェローの岡崎哲也氏を講師に迎えました。
岡崎氏より、歌舞伎脚本の創作にあたっての心構えや留意点について、お話がありました。
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1.
自分の言葉で脚本を書くこと
自分が本当に好きだと思えるスタイルで書いていただきたい。 -
2.
名台詞を書くこと
歌舞伎は俳優の魅力で見せる演劇なので、俳優の魅力を生かす名台詞が作品の要所にあるとよい。 -
3.
推敲を重ねること
作品の要所が際立つように、その前後はできる限りそぎ落とすことを心掛ける。
続いて、平成2年度以降、合計5回の入選経験(うち3作品が上演)があり、現在は国立劇場制作部歌舞伎制作課に所属する岡野竹時が、執筆における形式上の注意点等をご案内しました。また、自身の入選作品『冬桜』(平成3年度佳作入選、平成14年3月上演)を具体例に、応募原稿と実際の上演時の台本との相違等を紹介し、応募に際し留意する事柄を中心に説明しました。
- 1. ト書きや場面転換等の書き方 ・定評のある近現代の歌舞伎作品を手本にして、読みやすい書式、分かりやすい言葉使いを学び取る。 ・読んだだけでイメージを喚起する表現が上演に適している。
- 2. 脚本執筆の心得 ・細部を詳細に書き込むことよりも、作品の骨格をしっかりと書くことが大切。細部は、演出や照明等の専門家が肉付けしてくれる。 ・応募作品に添付する「作品のねらい」は、その作品の急所を読者に訴えかける内容にすること。
- 3. 作品の分量 ・応募脚本の規定枚数は400字詰原稿用紙60枚以内(令和5・6年度募集時)だが、50枚程度(一幕二場くらいの作品)を目安に、そぎ落として凝縮することを目指すとよい。原稿用紙1枚は、上演時間1分と換算する。
次回の募集は、要項が決まり次第、国立劇場のホームページ等でお知らせいたします。皆様のご応募を心よりお待ちしております。
なお、この説明会の様子は、アーカイブ配信でご覧いただけます。詳細は以下のリンクをご確認ください。
【アーカイブ配信中】開催決定! 国立劇場歌舞伎脚本募集説明会
過去の入選作品は、国立劇場内にて閲覧、視聴いただけます。





