国立文楽劇場
トピックス
【10月舞踊公演】花柳寿楽からメッセージが届きました!
◆◆◆
花柳寿楽(撮影=篠山紀信)
『安達ヶ原』は、祖父の二世花柳壽楽が振り付けた作品の中でも、特に思い入れがあります。安達ヶ原の鬼女伝説が物語のベースですが、能「安達ヶ原」とも歌舞伎「黒塚」とも異なる“素踊り”の作品です。これまでに2回勤めまして、大阪では、今回が初めての上演となります。
ワキ(阿闍梨祐慶)の藤間蘭黄さんのお力も借りて、今までの上演で感じたことをしっかり反映させたいと思います。一旦はワキ僧の言葉を信じ救済の希望を見た老女ですが、ツレ(剛力)に約束を破られてしまいます。後シテの鬼女で、人間に裏切られた悔しさが怒りへと変化しますので、お客様にはそこに注目して見ていただきたいですね。
◆◆◆
東西名流舞踊鑑賞会
10月18日(土)
【第1部】 午後1時開演(午後3時15分終演予定)/【第2部】 午後4時開演(午後6時30分終演予定)