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国立文楽劇場

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【講座】第10回文楽特別講座を開催しました!

 1月23日(火)に開催された第10回文楽特別講座「文楽の三味線」では、人形浄瑠璃文楽座三味線弾きの竹澤宗助さんを講師に迎えて、文楽の三味線についていろいろなお話を伺いました。

舞台上で身の回りに置いて使用する撥のすべり止め(筆粉)などの三味線演奏に必要な道具や、文楽公演でよく耳にする旋律の弾き分けや豊竹靖太夫さんによる語り分けの実演など、文楽好きにはとても興味深いお話を聞くことができた特別講座となりました。
                                

三味線の糸について説明をする竹澤宗助さん


いろはで表わされる三味線のツボ。ハリキリやギンのように名前のついているものがあります

 

豊竹靖太夫さん        竹澤宗助さん

「ソナエ」「オクリ」などを演目の演奏で聞き比べ。同じ旋律であっても各場や段の格によってその場面にあったように三味線弾きは弾き方、太夫は語り方に変化をつけて演奏します。そうすることで、よりその場面が際立ち生かされます。次回の文楽鑑賞の際は、どうぞ三味線の演奏にも注目して文楽をお楽しみください。

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最後にはいただいた質問に真摯に、また笑いを交えお答えいただき、宗助さんの人柄が溢れる講座となりました。

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 ご参加のお客様からは「文楽への興味が深まり楽しみ方の幅が広くなった」「知らないことをたくさん知れた」「奥が深いなあ」などご好評をいただきました。今後も文楽をより深く知っていただける講座を企画してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。