採用年月 | 令和4年4月 |
出身学部 | 法学部 法律学科卒 |
所属部署 | 財務企画部経理課決算係 |
簡単な業務内容紹介 | 会計基準に則った決算業務 |
先輩職員からのメッセージ(財務企画部経理課決算係 K・H)
入職を決めた理由を教えてください。
前職は、大学の事務職員として総務や経理、教職事務、カリキュラム編成に関わり、法令や規則等に基づきながら業務に従事してきました。前職で官庁へ出向した際には、歌舞伎や落語、演劇、オペラ、バレエ、オーケストラといった数多くの舞台劇術の支援事業に携わり、若手の人材育成や公演の鑑賞機会の創出、芸術祭の主催など幅広い業務を行いました。
社会人になるまで舞台芸術に関わる機会が非常に少なかったのですが、仕事の関係で初めて観たバレエの公演にとても感動した経験がきっかけで、落語や演劇、歌舞伎なども観に行くようになり、興味の幅が広がっていきました。
私自身が地方出身者であるため、劇場に足を運んで公演を観る機会が少なかったことから、「地方や都心など生活環境に関わらず、どんな人でも日常の中で文化芸術に関わり、日々の生活の中で感動や充実感、豊かさを感じることができる土台や環境をつくりたい」と強く思うようになり、国内全体の芸術文化の振興に寄与できる日本芸術文化振興会への転職を決意しました。
現在の仕事内容を教えてください。
現在は、財務企画部経理課決算係に所属し、独立行政法人会計基準に則った決算業務や固定資産の適切な管理、税務、資金の運用などを担当しています。専門的な知識を必要する会計セクションで働くのは初めてだったため、配属当初は判断に悩むこともありましたが、簿記や資産運用に関する資格を取得することで、業務に活かすこともでき、今では自信を持って判断をすることができています。
また、これまで経験した仕事柄、物事を判断をする際は根拠が何であるかを十分に確認するよう意識していましたが、会計基準や法令等の原文に沿って仕事をする会計セクションでもこのマインドは非常に役立っております。
部署柄、「公演が滞りなく終了した」というようなはっきりしたプロジェクトの区切りはないため、大きな達成感を得られる機会は少ないですが、日々記録されるお金の流れを取りまとめることで、組織の予算執行の状況や収支、財政状態などを把握することができ、お金の側面で組織の活動を支えている部署だと実感しています。
ゼロからのスタートでしたが、今後も興味・関心を持ち、知識を増やしていくことで、仕事の面白さを生み出していきたいと思います。
今後の目標を教えてください。
直近で言うと、新たなリース会計基準に振興会として対応していく必要があることから、職員に制度を周知すべく、資料づくりや説明会の開催を行うための作業に尽力しています。会計の考え方について理解を深めてもらえる良い機会にしたいと思っているので、新基準について原文をよく読み、趣旨を十分に理解した上で、念入りに準備したいと思っております。
長期的な視点では、振興会に貢献できる人材になるために、会計のスペシャリストも目指しつつ、様々な知識を身につけ、多角的な視野を持った上で、入職時の目標である、「多くの人々がどのような環境下でも、素晴らしい芸術文化に触れることができる土台を作っていくこと」も達成できればと考えております。
振興会では公演制作にも関われますし、アーツカウンシル機能も持ち合わせています。私のように社会人経験を生かしながら管理部門で仕事の面白さも見出すこともできます。非常に多岐にわたる事業を展開しており、どのセクションでも芸術文化の振興に寄与することができますので、芸術文化への熱い想いがある方にはチャンスにあふれる環境だと思います。ぜひ挑戦してみてください。