採用情報

先輩職員からのメッセージ(音響係 R・H)

採用年月 令和2年4月
所属部署 国立劇場 舞台技術部 技術課 音響係

質問

現在の仕事内容を教えてください。

答え

 舞台技術部技術課音響係として、現在は主に主催公演(歌舞伎・文楽・演芸など)の音にかかわる仕事をしています。公演の図面作成や公演の仕込み等に加えて、声の拡声や音源の再生にまつわるプランニングがメインの仕事ですが、声の拡声や音源の再生の操作をすることもあります。また、国立劇場の音響ならではの仕事として「生音」という、歌舞伎の中に出てくる生き物の鳴き声や自然現象の音を、いろいろなものを使い音を附けるという業務もあります。これは通常歌舞伎俳優のお弟子さんが行うものですが、国立劇場では代々音響係がこの仕事を担当しています。

質問

これまでに一番印象に残った仕事・エピソードを教えてください。

答え

 入職一年目で担当した生音です。『平家女護島』(へいけにょごのしま)というお芝居の中で「千鳥」という鳥の鳴き声のする竹でできた小さな笛を吹くのですが、主演の歌舞伎俳優さんが、笛を吹く自分のすぐそばにいらっしゃったのは、とても身の引き締まる経験として今でも強く覚えています。また、失敗するとこれ一つでお芝居が壊れてしまう可能性もあり強い責任感が求められながらも、とてもやりがいを感じた仕事でした。

質問

職員から見た振興会の魅力とは。

答え

 様々な伝統芸能に触れられることだと思います。国立劇場では歌舞伎・文楽のみならず、能楽や演芸、日本舞踊といった幅広い分野の伝統芸能がみられるのは国立劇場ならではの魅力だと思います。また、中には現代の芸能やサブカルチャー作品とコラボレーションなどをすることもありますので、新たな伝統芸能の一面をみられることも魅力だと思います。