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芸術文化振興基金

前進座創立八十周年記念 五月国立劇場公演

トップレベルの舞台芸術創造事業 伝統芸能 古典演劇

劇団前進座株式会社(東京都武蔵野市)
助成額 11,300千円

活動概要

昭和6年、河原崎長十郎、中村翫右衛門、河原崎国太郎ら若い歌舞伎俳優によって設立。平成23年に創立80周年を迎えた。


今回の活動は、創立80周年記念公演の皮切りとなる公演で、三本の演目を揃えた。眼目は「秋葉権現廻船噺」となる。
この作品は、鶴屋南北より百年も前になる宝暦12年(1762)大阪三枡大五郎座の新作狂言として竹田治蔵が書き下ろし、実悪の名人・初代中村歌右衛門が、日本駄右衛門と月本祐明の二役を早変わりで見せて大当たりを取ったとの記録がある。
その後、幕末まで上演されてきたが、何故か明治になってからは上演されることはなかったが、昭和9年創立間もない前進座が、当時の歌舞伎界が置き忘れてしまっていた「古典時代物」の再検証を意図し、渥美清太郎の改訂演出で復活上演した。
その後上演されておらず、今回は、座の当代が、台本と上演パンフのみを手掛かりとしてトップレベルの創造活動事業にふさわしい演目にするべく挑戦した。


「唐茄子屋」は、座付き作者である平田兼三(故)が、落語を元に創った世話物で、座の当たり狂言の一本となっている。主人公・徳三郎を、今年7代目を襲名した嵐芳三郎が、初役で先代たちの芸を受け継ぎ、間に前進座創立八十周年記念「口上」も入れ観客からの温かい喝さいを受けた。

秋葉権現廻船噺
秋葉権現廻船噺

唐茄子屋
唐茄子屋

 撮影:渡辺 文雄

助成を受けて

東日本大震災の影響があったにも拘らず、予定を大きく上回る入場者数となった。これは、助成を受けたことで、より周知を図ることができたものだと思われる。
さらに、衣裳やかつらで、オリジナルなものを採り入れたことでクオリティの高い作品に仕上がり、多くの人にトップレベルの上質の伝統芸能を披露できた。

〒180-8570
東京都武蔵野市吉祥寺南町3-13-2
劇団前進座株式会社
Tel:0422-49-0770(代)
E-mail:info@zenshinza.com
URL:http://www.zenshinza.com



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