国立文楽劇場友の会

イベントレポート

第127回文楽のつどいを開催しました。<国立文楽劇場友の会>

8月27日(土)に国立文楽劇場友の会イベントとして「バックステージツアー」を開催しました。普段は見れない楽屋内の見学、舞台機構である盆廻しや船底、迫の昇降などの体験、文楽公演で実際に使用する小道具についての解説をお聞きいただいた後は、小道具に触れたり、写真撮影などもしていただきました。

まずは、楽屋入口からスタートです。
入口には、「夏祭浪花鑑」にゆかりのある高津宮の高倉稲荷を、芸能の神様としてお祀りしております。公演中は、毎朝技芸員さんが手を合わされます。
楽屋を進んでいくと、文楽公演中には出演するたくさんの人形がならんでいる場所があります。今回は公演中ではないので、いつもの人形がならんでいる場所に人形4体をご用意しました。

つづいて舞台上で、舞台機構の説明などをお聞きいただき、文楽ならではの舞台機構である船底や盆廻し、迫の昇降を体験していただきました。

小道具解説の2階ロビーへは舞台上から、出演者しか歩くことのできない花道を歩いて向かいます。

2階ロビーでは、公演で実際に使用する小道具の刀、笠、動物(キツネ・イノシシ・馬など)の解説、その後小道具に直接触れる体験や写真撮影もしていただきました。

見学の間、みなさま笑顔で大変楽しまれている様子でした。

友の会会員限定イベント「文楽のつどい」では、会員の皆様に文楽公演をさらにお楽しみいただけるような企画を検討しておりますので、これからもどうぞご期待ください!