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国立文楽劇場友の会

イベントレポート

第125回文楽のつどいを開催しました<国立文楽劇場友の会>

10月19日(月)に国立文楽劇場友の会会員イベントとして、「第125回文楽のつどい」を9か月ぶりに開催しました。

今回は新型コロナウイルス感染症対策として、客席の間隔を確保するため2階文楽劇場での開催となりました。落語作家のくまざわあかね氏を聞き手に、竹本織太夫、竹澤宗助、吉田一輔の3人の技芸員からお話を伺いました。

コロナ禍で予定されていた公演の中止決定が相次ぎ、休業を余儀なくされた中での過ごし方や、文楽公演が再開された時の気持ちなど、貴重なお話を聞くことができました。

公演中止が決まり、稽古も制約される中で、資料整理や体力づくりなど、自己を見つめ直して工夫を凝らした日々、映像配信による見えない観客への働きかけ、山本能楽堂の「伝統芸能塾」や新装された渋谷パルコ劇場での三谷文楽「其礼成心中」の上演のような文楽を広く楽しむための取り組みなど、三者三様、三業それぞれの思いを語っていただきました。

話題は、いよいよ10月31日から再開される錦秋文楽公演にも及びました。

第1部『源平布引滝』「九郎助住家の段 後」を弾く竹澤宗助は「竹本錣太夫襲名初春文楽公演以来コンビを組むことが多くなった錣太夫との稽古の成果を大阪の舞台で披露したい」。

第2部『新版歌祭文』「野崎村の段」で娘お染を遣う吉田一輔は「先日、縁あって大江巳之助作の娘のかしらを入手し、本公演が初のお披露目の機会となる。この素晴らしいかしらで一途な恋心を表現したい」。

第3部『本朝廿四孝』「奥庭狐火の段」を語る竹本織太夫は、「八重垣姫のように愛の力で困難な状況を乗り切ることができることを語りで表現したい」。

錦秋文楽公演のそれぞれの役に対する意気込みについてお話しいただき、初日に向けて期待が高まる催しとなりました。

文楽のつどいは、国立文楽劇場友の会の会員限定イベントです。
国立文楽劇場友の会の会員の方には、チケットの割引や会報の送付などの特典がございます。皆様のご入会をお待ちしております。
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