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国立文楽劇場友の会

イベントレポート

第119回文楽のつどい「壺坂観音霊験記」ゆかりの地バスツアー

12月18日(火)に国立文楽劇場友の会会員イベントとして、「第119回文楽のつどい」バスツアーを開催しました。

今回は、初春文楽公演第1部『壺坂観音霊験記』の上演にちなみ、舞台となった壷阪寺に参詣し、作品にゆかりの深い場所を巡りました。バスの車内では文楽研究の高木浩志氏を講師にお迎えし、解説を伺いました。

西国観音霊場6番札所として信仰を集めている壷阪寺は8世紀の初めに創建された古刹です。この日は観音様のご縁日「納め観音」の日に当たっており、壷阪寺に到着すると、まず大講堂で常盤勝範住職の法話を伺いました。境内にある「壷阪茶屋」で昼食をいただいたあと、境内にある「お里沢市投身の谷」の周辺を散策したあと、重要文化財の礼堂で勤められた「納め観音」の法要に参列しました。この日は「子島荒神像」の開帳もあり、作例の少ない珍しい秘仏を拝観することもできました。

壷阪寺を後にし、お里・沢市夫婦が暮らしていた土佐町にむかい、高取藩の城下町の風情が残る町並みを散策しました。信楽寺にあるお里・沢市の墓所にお参りし、夫婦の愛情を描く文楽の世界に想いを馳せました。

文楽のつどいは、国立文楽劇場友の会の会員限定イベントです。
国立文楽劇場友の会の会員の方には、チケットの割引や会報の送付などの特典がございます。皆様のご入会をお待ちしております。
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