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国立文楽劇場友の会

イベントレポート

第116回文楽のつどい「文楽の襲名(名跡を継ぐ技芸員に聞く)」

3月14日(水)、国立文楽劇場1階文楽茶寮で、国立文楽劇場友の会会員限定イベントを開催しました。
今回は4月文楽公演で五代目吉田玉助を襲名する人形遣いの吉田幸助さんと噺家の笑福亭生喬さんを迎え、落語作家のくまざわあかねさんを聞き手に、茶話会を開催しました。

はじめに笑福亭生喬さんによる落語、浄瑠璃好きを題材とした「豊竹屋」の一席でお楽しみいただきました。生喬さんが義太夫節を習った際のエピソードや4月文楽公演にちなんだアドリブを交えた一席は大いに盛り上がり、寄席の踊り「梅は咲いたか」も披露していただくなど、高座と客席の親近感が感じられるひと時でした。

休憩をはさんで、玉助襲名を目前に控えた人形遣いの吉田幸助さん、生喬さん、司会のくまざわさんの3人による鼎談をお聞きいただきました。

幸助さんと生喬さんの本名が二人とも同じ読みであるということから親交が深まったというエピソード、芸の枠を超えた交流について、親の名跡を継ぐ物語である「本朝廿四孝 勘助住家の段」に取り組む抱負や襲名に至る経緯など、興味深いお話を聞くことができました。

最後に、サイン入りの手ぬぐいや色紙が当たる抽選会をおこなわれ、終了後は記念撮影に応じるなど、なごやかな雰囲気のなか、3人が参加者の皆様をお見送りしました。

文楽のつどいは、国立文楽劇場友の会の会員限定イベントです。
国立文楽劇場友の会の会員の方には、チケットの割引や会報の送付などの特典がございます。皆様のご入会をお待ちしております。詳細はこちらからご覧ください。