日本芸術文化振興会トップページ > 伝統芸能情報館 > 2023年度 > 【未来へつなぐ浮世絵プロジェクト】山口晃氏のスケッチや過去作を特別展示中!
再整備事業のため間もなく閉場となる初代国立劇場の姿を記憶にとどめ、未来へと伝えていくため、現国立劇場をモチーフとした浮世絵(木版画)を制作する「未来へつなぐ浮世絵プロジェクト」が現在進行中です。 版下絵を作画する山口晃氏は、プロジェクトのテーマにふさわしく、伝統的絵画の様式を用いながら、過去と未来が混在するイマジネーション溢れる作風で知られています。また、木版画を制作するアダチ版画研究所は、江戸時代の浮世絵の高度な制作技術を継承する現代の版元です。
国立劇場の代表的な所蔵資料を一堂に紹介する「国立劇場所蔵芸能資料展」(10月26日まで国立劇場 伝統芸能情報館で開催中)では、山口氏の劇場視察時の写真や版下絵のためのスケッチ、氏の代表的な作品の一つ「新東都名所 東海道中 日本橋 改」(平成24年制作)を特別展示中です。「国立劇場所蔵芸能資料展」と併せてぜひご覧いただければ幸いです。
また、アダチ版画研究所が運営する浮世絵ポータルサイト「北斎今昔」では、作品制作のために国立劇場を訪れた山口氏に密着した記事「新作浮世絵の制作進行中! 画家・山口晃が初代国立劇場の舞台裏に潜入」も公開中。こちらもぜひご覧ください!