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徳川秀忠公より拝領の狩衣もお目見え! 復曲能「泰山木」(4月22日企画公演)

 好評追加販売中の4月22日(木)企画公演で上演される復曲能「泰山木」。観世流二十六世宗家・観世清和氏と金剛流二十六世宗家・金剛永謹氏が共演するこの演目につきまして、4月8日付の千駄ヶ谷だより「雪の小面」と赤鶴作「小癋見」"一期一会"の共演!の大ニュースに続き、もうひとつ特別なお知らせです。
 「泰山木」の舞台に、江戸幕府二代将軍・徳川秀忠公からの拝領として観世宗家に伝わる「花色地青海波亀袷狩衣(はないろじせいがいはかめあわせかりぎぬ)」がお目見えします。


  
  花色地亀甲鶴袷狩衣 観世宗家蔵    花色地青海波亀袷狩衣 観世宗家蔵  

4月22日(木)企画公演 午後1時開演

 「花色地亀甲鶴袷狩衣(はないろじきこうつるあわせかりぎぬ)」と「花色地青海波亀袷狩衣」は、徳川秀忠公より、鶴亀で一対の装束として観世宗家へと伝わりました。紺地金襴の、たいへん高度な技術で制作された二領です。よく見ると鶴亀ともに、口を開け閉めした阿吽の形で対をなすように織り出されており、祝儀性の高いものとなっています。
 当日、「亀」の狩衣が、金剛永謹氏が勤める泰山府君の装束として用いられます。徳川将軍家から観世宗家へと伝わった貴重な装束を、約400年の時を経てこの度金剛宗家が着用するという、おそらくはいまだかつてない機会です。
 妙なる花の景色とともに、貴重な面・装束が舞台上で用いられる様子をぜひ目に焼き付けてご覧ください。


復曲能「泰山木」あらすじ

 風雅を愛する桜町中納言は、桜の花の命が短いことを残念に思い、寿命を司る神・泰山府君を祀って、桜花の延命を祈念します。同じように桜の美しさに魅せられた天女は、花を愛でるあまり一枝を手折って、天に昇ります。やがて天女の狼藉が発覚すると、泰山府君が姿を現して、天女から枝を取り戻します。そうして散りかけた花を蘇らせ、わずか七日間だった桜花の寿命を三倍に伸ばすのでした。
 金剛流のみが現行曲としていた『泰山府君』を、平成十二年にワキ方の福王茂十郎氏が世阿弥時代の地謡の形で上演した作品。国立能楽堂では平成十四年以来の再演です。

【あらすじ/氷川まりこ(伝統文化ジャーナリスト)】



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