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国立能楽堂

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◎女性能楽師による

 29日の企画公演は、第一線で活躍する女性能楽師による公演です。性別の差に拠らない、より普遍的な能の表現を探ります。

4月29日(木·祝)企画公演 午後1時開演



津村聡子

仕舞「忠度」「野宮」「山姥 クセ」

 仕舞とは、能の中の見どころとなる場面を一部抜き出し、謡のみで舞うものです。面や装束を用いない紋付姿での舞は、能楽師の身体の使い方をよりくっきりと見せることで、演じられている場面を豊かに想像させます。
 「忠度」では、ある春の夜、須磨の浦に咲く一本の桜の木の下に平家の武将・平忠度の霊が現れ、歌への執着と自らの討ち死にの有様を舞い語ります。
 「野宮」が描き出すのはうら寂しい秋の景色です。場所は京都嵯峨野にある野宮の旧跡。虫の音が聞こえ、茫々と夜風が吹く中、六条御息所の霊は光源氏との思い出を懐旧し、静かに舞を舞います。
 「山姥」はその曲中で、山姥とは鬼の形をしているけれども、自然そのもののような存在でもあると描写します。今回上演の〈クセ〉は謡どころの場面でもあり、山姥の境涯や、ときに人間に手を貸す山姥の姿が描かれます。

能「葛城」

 葛城山で雪に降り込められてしまった山伏一行の前に現れ、宿を貸した女性は、大和葛城の女神の化身でした。白い月光と白い雪景色。一面の銀世界の中で舞を見せた女神は、自らの顔かたちを恥じ、夜が明ける前にと岩戸の内へ消えていくのでした。


◆国立能楽堂では、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大予防の取り組みを講じたうえで、皆様のご来場をお待ちしております。 (ご来場のお客様へのお願い)


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