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国立能楽堂

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【千駄ヶ谷だより】5月公演が間もなく発売開始です!

間もなく発売開始となる、国立能楽堂5月主催公演のラインナップをご紹介いたします。新緑の季節、皆様のご来場をお待ちしております。

8日 定例公演

素袍落

伊勢参りの餞別に、主人の伯父から酒をふるまわれ素袍をもらった太郎冠者。上機嫌で伯父の家からもどると、酔った勢いで主人の前で調子に乗って謡って動くうちに、隠していた素袍をうっかり落としてしまい…。

絵馬

年の暮れ。天皇の勅使が献上品を携えて伊勢神宮へ参拝します。夜になると、翌年の天候を占う絵馬をかける行事がはじまり、晴れを表す白い絵馬をもつ老人と、雨を表す黒い絵馬をもつ姥が現れます。ふたりは絵馬を並べて掛け、実は伊勢の二柱の神だと明かして消えていきます。やがて天照大神、天鈿女命、手力雄命が現れて、天岩戸隠れの神話を再現し、国土の安穏と繁栄を寿ぐのでした。

11日 普及公演

二人大名

誘い合わせて都へ出かけることになった二人の大名。供の家来がいないので、通りかかった男を脅して無理やり太刀持ちをさせます。しぶしぶ大名に従っていた男ですが、持たされた太刀を武器にして反撃に出ることに。

浮舟

宇治を訪れた旅僧の前に小舟を漕いで現れた女は、『源氏物語』の宇治十帖に書かれた浮舟の話を詳しく物語ります。浮舟にゆかりの小野の里を訪ねるようにといって消えたこの女こそ、光源氏の子の薫中将と匂宮とから愛されて、苦悩の果てに宇治川に身をなげるまでに思いつめた浮舟の亡霊でした。

17日 定例公演

文荷

主人から手紙を届けることを命じられた太郎冠者と次郎冠者。押しつけ合いの末に竹竿に結んでふたりで担いで行きますが、手紙がだんだんと重たく感じられ、どんなことが書かれているのか気になって、ついに開いて中身を読んでしまうと…。

加茂・御田

下鴨神社を訪れた室明神の神職の前に現れた水汲みの女たちが、上賀茂神社、下鴨神社の由緒を語り、自分たちこそ祭神の化身だと明かし姿を消します。夜になると、天女姿の御祖神が、ついで別雷神が現れて、舞を舞い五穀豊穣を祝福します。今回の間狂言は替間の「御田」で、神主と大勢の早乙女が登場して田植神事の様子を賑やかに演じます。

24日 狂言の会

◎家・世代を超えて

同じ流派でも家ごとに芸風が異なる狂言。他家との共演、さらに重鎮、中堅、若手を配すことで、新たな魅力を発見するシリーズです。

末広かり

主人が太郎冠者に「末広がり」を買ってくるよう命じます。それが何かもわからないまま都にやってきた太郎冠者に目を付けたすっぱ(詐欺師)が、売りつけたものとは?

二人袴

心細いからと父親に付き添ってもらい、袴を着けて聟入りの挨拶にきた聟。舅から親子そろっての対面を乞われますが、困ったことに袴はひとつしかなく…。

蝸牛

主人から「蝸牛(かたつむり)」を採ってこいと言われて、藪から太郎冠者がもちかえったのは、なんと山伏!

29日 外国人のための能楽鑑賞教室 Discover NOH & KYOGEN

附子

留守を預かる太郎冠者と次郎冠者は、主人から猛毒だと聞かされた附子が実は砂糖だと気がついて、残らず食べてしまいます。さて、どんな言い訳をするのやら…。

殺生石

僧・玄翁は、那須野ヶ原で、近くを飛ぶ鳥が落ちる巨石に出会います。通りかかった女が、これは殺生石といって、かつて玉藻前と名乗って帝を悩ませた妖怪の執心が凝り固まって近づく者の命を奪うのだと言って、石の陰に姿を消します。玄翁が供養すると、石は二つに割れて、インド、中国、日本をまたにかけて悪事をした妖狐が飛び出してきました。

【文/氷川まりこ(伝統文化ジャーナリスト)】

●5月公演発売開始日
  • ・電話インターネット予約:4月9日(火)午前10時~
  • ・窓口販売:4月10日(水)午前10時~
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