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国立能楽堂

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【千駄ヶ谷だより】1月公演が間もなく発売開始です!

国立能楽堂1月主催公演のラインナップをご紹介いたします。年始めの晴れやかな季節、皆様のご来場をお待ちしております。

4日(土) 定例公演  午後1時

西王母

舞台は中国。周の皇帝の前に若い女が現れます。三千年に一度だけ実を結ぶ桃が咲いたので、皇帝に贈りたいと言います。その桃は、仙女・西王母の園になる不老長寿の妙薬で、女は西王母の化身だったのです。やがて西王母が真の姿となってふたたび姿を現して、数々の捧げ物とともに仙桃を皇帝に献上し、寿ぎの舞を舞うのでした。

財宝

財宝という名前の、金持ちで長寿の祖父を、元服する三人の孫が訪ねてきます。元服名をつけてもらい、引き出物にあずかろう、というわけです。祖父は、いったい彼らにどんな名前をつけるのでしょうか? 長寿と元服の名づけというめでたさを持つこの作品。今回は、祝言性の高い脇能に続く“脇狂言”のスタイルで上演します。

11日(土) 普及公演  午後1時

酢薑

都に商いに行く途中、薑(生姜)売りと酢売りが出会います。それぞれ商売物の自慢と由緒を主張して優劣をつけようとしますが勝負がつきません。そこで、商売物にちなんだ秀句(駄洒落)で決着をつけようということになったのですが…。

八島

旅の途中の僧が四国の屋島の浦に着き、漁翁に一夜の宿を借ります。僧の求めに応じて、漁翁は、かつてこの地で繰り広げられた源平の合戦について語ります。あまりの詳しさに僧がいぶかしむと、漁翁は自らがその戦いの勝者・源義経であることをほのめかして消えてしまいます。やがて、まどろむ僧の夢枕に、往時の甲冑姿で義経の亡霊が現れます。そうして、戦いの様子を懐かしみ、勝者も敗者も落ちる修羅道で今も戦い続ける自らを語るのでした。  世阿弥作の複式夢幻能の名曲です。

17日(金) 定例公演  午後6時30分

竹生嶋参

無断で旅に出た太郎冠者。懲らしめようとやってきた主人は、太郎が竹生嶋に参拝していたと知り、許すかわりに土産話を求めます。太郎は秀句を織り交ぜて語り、主人の機嫌をとろうとするのですが…。

海人

亡き母の追善供養のため志度の浦を訪れた房前の大臣。そこにひとりの海人が現れて、かつてこの浦であった物語をはじめます。ある海人が、わが子を藤原氏の嫡子とすることを条件に、唐から贈られる途中で海に没した秘宝“面向不背珠”を自らの命と引き替えに龍王から取り返したというのです。その子どもこそ房前で、自分がその海人だと明かして、海中に姿を消してしまいます。房前が供養をはじめると、龍女となった母の霊が現れて、法華経の功徳で成仏がかなったことを喜び、舞を舞うのでした。

24日(金) 狂言の会 午後6時30分

三本の柱

家の普請がほぼできた果報者に命じられ、太郎冠者、次郎冠者、三郎冠者は、柱にするため準備しておいた三本の木を取りに山へ出かけます。ただし「三本の柱を三人が二本ずつ持つように」という条件があって…。さて、三人の冠者は、無事に任務を成し遂げることができるでしょうか?

法師ヶ母

酩酊して帰宅した夫は、妻の迎え方が気に食わないと悪態をついて、妻を追い出してしまいます。翌朝、酔いがさめた夫は事の重大さに大慌て。狂乱の態で妻を探し回るのですが…。

彦市ばなし

嘘つき名人の彦市は、天狗の子から隠れ蓑をだまし取ります。そして、殿さまからは「河童を釣ってみせるから」と鯨肉と天狗の面をせしめました。だまされたと気づいて、天狗の子が取り戻しにきたら天狗の面をつけて脅して追い払い、親天狗が怒ってやってきたら鯨肉を出して謝ろう、という算段です。計画はうまく運ぶかに思えたのですが…。  劇作家・木下順二が、熊本の昔話をもとに書いた民話劇を、狂言にした作品。一九五五年の初演以来、繰り返し上演されている新作狂言です。

30日(木) 企画公演 働く貴方の能楽公演 午後7時

痩松

近頃めっきり稼ぎが悪い山賊。仲間内では、稼ぎが良いと「肥松」、悪いと「痩松」と言って、今日こそは自分も肥松になりたいものだと仕事に出かけます。そして山中で、通りがかった女を長刀で脅して、持ち物を奪い取ることに成功します。嬉々として中身の点検をはじめるのですが…。

二人静

吉野・勝手神社の神官からの命を受けて若菜を採取している女(菜摘み女)の前に、ひとりの女が現れます。女は、自分の供養を神官に頼んでほしいと言い、怪しむ者がいれば菜摘み女に乗り移って名を明かそうと言って、消えてしまいます。神社にもどった菜摘み女は、神官にこのことを話します。すると、さきほどの女が憑依して、自分は静御前の霊だと名乗り、神官の求めに応じて装束をつけ舞を舞います。すると、静御前の霊も同じ装束に身を包んで寄り添うように舞い、回向を願うのでした。

【文/氷川まりこ(伝統文化ジャーナリスト)】

●1月公演発売開始日
  • ・電話・インターネット予約:12月9日(月)午前10時~
  • ・窓口販売:12月10日(火)午前10時~

  国立劇場チケットセンター(午前10時~午後6時)
  0570-07-9900/03-3230-3000(一部IP電話等)
  https://ticket.ntj.jac.go.jp/

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