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【最新刊】 正本写合巻集22『天一坊大岡政談』

国立劇場では歌舞伎を始めとする伝統芸能の調査研究を行い、刊行物として出版しています。この度11月歌舞伎公演「名高大岡越前裁」に合わせて、正本写合巻集『天一坊大岡政談』の影印・翻刻を刊行しました。

「合巻」「正本写」とは?

合巻(ごうかん)というのは、いわゆる草双紙(くさぞうし)の一種で、見開きごとに大きな挿絵の入った小説本で、幕末から明治始めにかけて盛んに刊行されました。そのなかに、歌舞伎で上演された脚本を原作とするものがあり、これを正本写(しょうほんうつし)とよんでいます。名ぜりふなどは脚本通りに記されていますが、小説の文体で書かれているので、全体のあらすじを手短に知ることができます。しかも、挿絵は初演時の舞台面をもとに描かれており、登場人物も役者の似顔になっているので、資料的にも価値の高いものです。

本書・正本写合巻集『天一坊大岡政談』は、明治8(1875)年1月新富座で上演された河竹黙阿弥の「扇音仝大岡政談(おおぎびょうしおおおかせいだん)」を基にしており、竹柴琴咲(狂言作者竹柴金作、のちの三代目河竹新七)作、梅堂国政画で出版されました(上中下3冊)。この時の配役は、五代目坂東彦三郎の大岡越前守、五代目尾上菊五郎の天一坊、初代市川左団次の山内伊賀亮といった当時の名優たちが大きな挿絵で描かれ、当時の舞台を彷彿させます。今回はその影印・翻刻とともに、錦絵・番付等の関連資料も併せて紹介します。

  錦絵 豊原国周筆 『扇音仝大岡政談』(明治8年1月・新富座) 奉行所の場             国立劇場蔵

国立劇場ロビー売店にて好評販売中(税込1,500円)。11月歌舞伎公演のご観劇の際には、ぜひお求めください。国立劇場隣接の伝統芸能情報館図書閲覧室でもご覧いただけます。

国立劇場刊行物一覧 ≫(過去の正本写合巻集のバックナンバーもこちら)

お買い求めは、国立劇場売店(株式会社 文化堂)へお問い合わせください。
TEL 03-3239-2417 / FAX 03-4496-4474 
文化堂HP ≫(外部リンク)

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