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【5月舞踊】 『七重咲浪花土産』 復活へ (1)

 5月舞踊公演〈変化舞踊〉では、弘化3年(1840)初演の七変化『七重咲浪花土産』(ななえざきなにわのいえづと)を172年ぶりに復活上演します。その復活の裏側をご紹介します!

 

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 3月某日、劇場内の一室に出演・振付の西川箕乃助、花柳基、監修の織田紘二、補綴の鈴木英一、作曲の杵屋五吉郎(長唄)、常磐津菊与志郎(常磐津)、作調の藤舎呂英(囃子)が集まり、打合せが行われました。

 本作品で伝承されているのは7曲中4曲のみ。「供帰の国奴」「雨舎の瘤翁」「石橋の獅子」については、今回新たに作曲して甦ることになります。この日はそのデモ音源を聴きながら、補綴の鈴木英一が作成した台本案を元に実際の舞台を想定した検討が行われました。

 


 ・曲の雰囲気、テンポが全体のトーンにうまくはまっているか。
 ・新作曲の中で、舞台から引っ込んで素早く衣裳を替えるとするとどのタイミングがいいか、あるいはそのために大道具を工夫する必要があるのか。
 ・振りや舞台進行の都合上、合方(唄のない器楽合奏の部分)の長さが適切かどうか。
 ・囃子で雰囲気をどう盛り上げていくか。……

 

 検討ポイントについて監修の織田紘二が作品全体をまとめる視点からアイディアを提案しては、またそれぞれに考えを述べ、次第に流れが見えて行きます。最後には作曲部分の手直しについて確認し、後日、修正を済ませた音源を元に振付を進めていくこととなりました。

 お互いの意見が何を意図し、作品がどう磨かれていくのかをすぐに把握し、議論が深まるのは経験豊富な7人だからこそ。その知恵、技、思いが詰まった『七重咲浪花土産』をお見逃しなく!

 (つづく)

 

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 一人の踊り手がさまざまな役柄を踊り分けていく”変化舞踊”。
 今回、『七重咲浪花土産』とともに、四季の情趣を紡ぐ名作で構成された本公演オリジナルの変化舞踊『染分四季彩』(そめわけてしきのいろどり)も上演します。 


 5月舞踊公演〈変化舞踊〉についてはこちらをご覧ください。
 




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