日本芸術文化振興会トップページ  > 国立劇場  > 【新刊】『木下闇緑林』登場‼

国立劇場

トピックス

【新刊】『木下闇緑林』(正本写合巻集23)

国立劇場では歌舞伎をはじめとする伝統芸能の調査研究を行い、刊行物として出版しています。
この度12月歌舞伎公演「増補双級巴」に合わせて、正本写合巻集『木下闇緑林』(こしたやみみどりのはやし)の影印・翻刻を刊行しました。

合巻とは江戸後期に書かれた挿絵入の小説本で、歌舞伎脚本を原作としたものを特に正本写(しょうほんうつし)とよんでいます。
今回ご紹介する正本写は、「木下曽我恵石聚路」(きのしたそがめぐみのまさごじ、[石][聚]は一つの漢字です)という、嘉永4年(1851)中村座正月の上演をもとに書かれています。石川五右衛門の釜煎が江戸で初めて上演され、三月までロングランとなった作品。また四代目市川子団次の出世作ともなり、のちに12月上演の「増補双級巴」へと繋がっていきます(公演解説書(プログラム)や上演資料集もご参照ください)。

実は、この「木下曽我恵石聚路」の正本写は三種類存在し、ともに主要人物は上演時の役者の似顔で描かれています。ところが、今回刊行する『木下闇緑林』は他の二書と比べて創作性が高く、上演された芝居とは異なる五右衛門一代記になっています。国立劇場では、実際の上演とは異なる内容や成立事情を含んだ正本写に注目し、この度ご紹介させていただきます。

挿絵ながら、当時の名優による迫力ある演技が甦り、とても見応えがあります。
今回も正本写のほか、錦絵等の資料等も併載しています。その魅力を存分にお楽しみください。

  錦絵 歌川豊国(三代)筆 『木下曽我恵石聚路』(嘉永4年正月・中村座) 足利義輝館の場  個人蔵

国立劇場ロビー売店にて好評販売中(税込1,500円)。12月歌舞伎公演のご観劇の際には、ぜひお求めください。国立劇場隣接の伝統芸能情報館図書閲覧室でもご覧いただけます。

国立劇場刊行物一覧 ≫(過去の正本写合巻集のバックナンバーもこちら)

お買い求めは、国立劇場売店(株式会社 文化堂)へお問い合わせください。
TEL 03-3239-2417 / FAX 03-4496-4474 
文化堂HP ≫(外部リンク)

  • 国立劇場歌舞伎情報サイト
  • 歌舞伎・能楽・文楽鑑賞教室のご案内
  • 文化プログラム
  • バリアフリー情報
  • 会員募集中! 国立劇場友の会 あぜくら会
  • グループ・団体観劇のご案内
  • キャンパスメンバーズのご案内
  • 伝統芸能を「調べる」「見る」「学ぶ」文化デジタルライブラリー
  • 英語教材 Discover KABUKI
  • 伝統芸能に興味津々 養成事業
  • 国立劇場のマスコット くろごちゃん公式サイト
  • 観劇マナー入門 Q&A