公式アカウント
チケット購入
English
国立劇場

トピックス

【3月琉球芸能】沖縄の海と風を感じる傑作沖縄芝居を堪能!


琉球歌劇『薬師堂』より


国立劇場では琉球芸能公演として、数多くの「組踊」の名作や「琉球舞踊」を上演してまいりましたが、「沖縄芝居(琉球歌劇)」の上演は数回ほどしかありません。
初代国立劇場さよなら公演の令和5年3月琉球芸能公演では、琉球歌劇の中でも傑作として人気の高い『薬師堂(やくしどう)』を上演いたします。

三線(さんしん)の音楽にのせて、全編沖縄の方言“うちなーぐち”で演じられる琉球歌劇は、戦前・戦後の沖縄の人々の圧倒的な人気を集めてきた大衆演劇です。
どこか懐かしい沖縄の海と風を感じられる笑いあり涙ありの人情芝居で、至福のひとときをお楽しみいただきます。

独特の文化に彩られた“琉球”を堪能する「沖縄芝居」

「沖縄芝居」のはじまりは明治期にさかのぼります。
明治初期の廃藩置県により、琉球王府で芸能を担っていた士族たちは職を失いました。彼らは生計を立てるため、首里から那覇の町に移り住み、民衆に向けて宮廷芸能を上演するようになりました。
やがて、明治20年(1887)頃に本格的な芝居小屋が建てられると、これまでの宮廷芸能だけでは飽き足らなくなっていた観客や“文明開化”という時代のニーズを受けて、新しいスタイルの「演劇」が模索され、生み出されることになりました。これが「沖縄芝居」です。

今回上演する『薬師堂』は、「歌劇」の名作として人気の高い作品です。
全編に三線の音楽が流れ、沖縄の方言“うちなーぐち”による歌とセリフにより物語が展開していきます。物語は笑いあり、涙ありの人情芝居で、主人公とヒロインの恋愛物語は、現代の我々にも分かりやすく、肩の凝らない娯楽作品です。
物語の世界には、今は少なくなった琉球時代の風情や文化が色濃く残っており、往時の沖縄を存分に感じることができます。


琉球歌劇の人気作『薬師堂』を上演!

今回上演する『薬師堂』は、「泊阿嘉(とぅまいあーかー)」「奥山の牡丹」「伊江島(いーじま)ハンドー小(ぐゎー)」とともに、四大歌劇にも数えられる琉球歌劇を代表する作品です。ドラマチックな展開で飽きさせず、また全体を通して明るい雰囲気が特徴で、現在でも大変人気がある演目です。


琉球歌劇『薬師堂』より


白河白露(しらかわはくるー)という青年と美しい娘初岡鶴(はちうかちるー)の恋の物語で、二人の恋には大きな障害が立ちはだかります。古き良き時代の趣が凝縮された見どころの多い作品です。
沖縄の庶民を大いに沸かせた名作を存分にお楽しみいただきます。


「沖縄芝居」の理解が深まる解説と、琉球舞踊付きで盛りだくさん!

冒頭には、沖縄芝居についての案内や見どころを、国立劇場おきなわの芸術監督も務めた、琉球舞踊家で組踊伝承者でもある嘉数道彦が分かりやすく解説いたします。解説により、「沖縄芝居」への理解が一層深まります。また、芝居には全編字幕を表示いたしますので、耳慣れない人には難解なうちなーぐちのセリフの内容もしっかりと把握することができる公演です。
さらに、『薬師堂』作者である伊良波尹吉(いらはいんきち)にゆかりの琉球舞踊もご覧いただける、盛りだくさんの内容です。
沖縄の海と風を存分に感じられる至福のひとときをお楽しみください。




琉球歌劇『薬師堂』より


3月琉球芸能公演は5日(日)午前11時30分開演と午後3時開演のわずか2回!
ぜひお見逃しなく!

【関連トピックス】
[稽古場レポート]琉球歌劇の名作が東京・国立劇場で上演 貴重な機会をお見逃しなく!はこちら

チケット好評販売中
国立劇場チケットセンターはこちら

公演情報は下記をご覧ください。