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【9月文楽】好評上演中、21日(火)まで!!(舞台写真あり)

9月文楽公演が4日(土)に初日を迎えました。
今回の文楽公演では、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定が決まった桐竹勘十郎が出演する『双蝶々曲輪日記』を始め、様々な文楽の名作を三部制でお楽しみいただけます。


【第一部】
『寿式三番叟』 (ことぶきしきさんばそう)

華やかな演目で9月文楽公演の幕が開きます。能楽でも特別な演目とされる『翁』を人形浄瑠璃に移した作品で、松の絵を背景に、千歳、翁、そして二人の三番叟が舞います。国立劇場開場55周年を寿ぐとともに、様々な災厄を払い、安穏な日々が戻ることを祈念します。


『寿式三番叟』




『寿式三番叟』




『双蝶々曲輪日記』 (ふたつちょうちょうくるわにっき)
上方相撲を題材に、2人の相撲取りとその家族の情を描いた名作より、物語が大きく動く「難波裏喧嘩の段」と家族の情愛に満ちた「八幡里引窓の段」の上演です。
人気力士の濡髪長五郎は、贔屓筋のために侍殺しの重罪を犯してしまいます。人殺しになってしまった長五郎は、幼いころに別れた母に一目会いたいと、京の八幡へ向かいました。


『双蝶々曲輪日記』


八幡では、長五郎の母が継子の南与兵衛と、その妻・おはやと共に暮らしていました。与兵衛は南方十字兵衛と名前を改めて代官となり、初仕事に張り切っています。しかしその初仕事とは、長五郎を捕らえることだったのです。お互いを思いやる長五郎と十字兵衛、実子と継子の間で揺れる長五郎の母、それを見守るおはやと、登場人物の様々な思いが交錯します。


『双蝶々曲輪日記』


『双蝶々曲輪日記』




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【第二部】
『卅三間堂棟由来』 (さんじゅうさんげんどうむなぎのゆらい)

京都・三十三間堂の創建を題材として創作された作品です。柳の木の精が女性に姿を変え、人間の男性と結ばれる物語で、東京では平成17年以来となる和田四郎が登場する形での上演です。
平太郎とお柳は柳の木の前で出会い、老母と5歳になる息子・みどり丸と共に暮らしています。ある日、白河法皇の病気を治すために、法皇の前世の髑髏(どくろ)が留まっている柳の木を伐り倒して三十三間堂を建立することを知ったお柳は動揺します。実はお柳は柳の精で、柳の木が伐り倒されれば、消えてしまうのです。


『卅三間堂棟由来』



お柳は、家の再興を図ってほしいと出世の種である法皇の前世の髑髏を平太郎に託し、姿を消しました。暗闇で目の見えない平太郎は、みどり丸に手を引かれて急いで柳の木へ向かいます。
髑髏が出世に役立つと知った和田四郎は、詳細を知るために老母を殺し、そこに平太郎と共に戻ってきたみどり丸を人質に取ります。すると平太郎の目が見えるようになり……!?

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『卅三間堂棟由来』



柳の木が、夫と子に見送られながら都へ運ばれて行きます。柳との別れを惜しむ木遣音頭の哀調が聴きどころです。


『卅三間堂棟由来』




『日高川入相花王』 (ひだかがわいりあいざくら)
僧安珍と清姫の悲恋の伝説が元になった、道成寺物の一つです。人形ならではの演技をお楽しみいただけます。
日高川の渡し場にやってきて、安珍の名を呼ぶ清姫。川を越えれば安珍のいる道成寺はもうすぐですが、渡し守は安珍から清姫を渡さないようにと頼まれていました。安珍への想いが募る清姫は川に飛び込み、蛇身となって川を渡っていきます。


『日高川入相花王』



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【第三部】
『伊賀越道中双六』 (いがごえどうちゅうすごろく)

日本三大仇討ちの一つ“鍵屋の辻の仇討ち”を題材とした作品から、情愛と哀調に満ちた文楽屈指の名場面“沼津”、仇討ちに関わる人々の苦悩を描く“北国屋”、そして大団円の“敵討”を上演しています。
東海道を下って沼津に着いた呉服屋十兵衛は、年寄りの雲助(荷物運び)・平作とその娘・お米に出会います。平作の家に泊まることになった十兵衛ですが、平作とお米の話を聞くうちに、2人が実の父と妹であること、そしてお米が瀬川と名乗る遊女であり、その夫が和田志津馬であることに気づきます。実は十兵衛は志津馬の仇である沢井股五郎を志津馬から逃がそうとしているところだったのです。本当のことは告げず、金を置いて家を後にした十兵衛ですが、とあることから平作とお米に真実を知られてしまいます。


『伊賀越道中双六』



真実を知った平作は十兵衛を追いかけ、金を返すので股五郎の居場所を教えてほしいと頼みますが、十兵衛はそれを聞き入れません。すると平作は……。


『伊賀越道中双六』



京都・伏見の宿屋には眼病を患う志津馬と、看病する瀬川がいました。どうやら隣の部屋の客は敵方の桜田林左衛門の様子。林左衛門も志津馬に気づいており、志津馬を騙して貶めようとしますが、逆に志津馬の策略で股五郎が一緒にいることを口にしてしまいます。逃げる林左衛門を追う志津馬の前に、十兵衛が立ちふさがります。股五郎と志津馬の両方への義理を重んじた十兵衛は……。


『伊賀越道中双六』


『伊賀越道中双六』



志津馬一行が伊賀上野で待ち伏せしていると、股五郎たちが現れました。志津馬の姉婿・唐木政右衛門が股五郎一派を次々に斬り、ついには股五郎と志津馬の一騎打ちになります。


『伊賀越道中双六』




◆◆◆



 9月文楽公演は21日(火)まで!
感染症対策を徹底してご来場お待ちしております。


チケット好評販売中
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