日本芸術文化振興会トップページ  > 国立劇場  > 【9月文楽】好評上演中!!(舞台写真あり)

国立劇場

トピックス

【9月文楽】好評上演中!!


 長い間休演していた国立劇場の幕がついに上がりました。体温測定、手指消毒、ソーシャルディスタンスの確保など、お客様にもご協力をいただき、ようやくこの日を迎えることができました。まるで劇場も息を吹き返したかのようです。





【第一部】
『寿二人三番叟』 (ことぶきににんさんばそう)


  四部制で上演する9月文楽公演の第一部では、劇場再開の喜びと天下泰平・国土安穏・息災延命の願いを込めて『寿二人三番叟』が上演されました。躍動感あふれる舞と華やかな鈴の音が舞台を彩ります。



『寿二人三番叟』

『嫗山姥』 (こもちやまんば)


  第一部の2作目は近松門左衛門作『嫗山姥』。行方知れずの夫・時行(ときゆき)の歌声が、偶然ある館から聞こえてくるのを耳にした八重桐(やえぎり)は、傾城と名乗り、自らもその館に乗り込んでいきます。館の中で繰り広げられる恋のさや当ての物語を語ったり、歌が歌われるシーンはとても賑やかな展開となります。華やかな場面から一転、二人きりになると、妻に不甲斐なさをなじられた時行は、自分のことを深く恥じ、八重桐のお腹に宿す子に敵討ちを託し自害します。すると、時行の傷口から出てきた不思議な炎によって八重桐は不思議な力を手に入れるのです。後の坂田金時(金太郎)の誕生につながるお話です。







『嫗山姥』


◆◆◆



【第二部】
『鑓の権三重帷子』 (やりのごんざかさねかたびら)


・浜の宮馬場の段
 容姿端麗で鑓の名手であることから、鑓の権三(やりのごんざ)と呼ばれた笹野権三(ささのごんざ)は、茶道の師である浅香市之進(あさかいちのしん)の元で共に教えを受ける川側伴之丞(かわずらばんのじょう)の妹・お雪と将来を約束していました。ある日、権三と伴之丞のもとに、真の台子(茶の湯の極意)の伝授をうけたものに重役を命ずるという話が舞い込みます。



浜の宮馬場の段


・浅香市之進留守宅の段
 かねてより権三を娘の婿にむかえたいと思っていた市野進の女房・おさゐは、伝授と引き換えに権三に娘をもらってくれるよう持ち掛けます。権三はお雪と約束しているにも関わらず、おさゐの申し出を受け入れてしまうのです。



浅香市之進留守宅の段


・数寄屋の段
 夜更けにおさゐから真の台子を授かる権三ですが、その様子をうかがっていた伴之丞に二人は密通の汚名を着せられてしまいます。自身の名を汚してしまったことを悔いる権三と家族を思うおさゐは、市之進と二人の名誉を取り戻すために旅立ちます。



数寄屋の段


・伏見京橋妻敵討の段
 夜の闇を照らす提灯の光と祭りに集う人々の声が遠くに聞こえる中、二人の最期が訪れます。



伏見京橋妻敵討の段


◆◆◆

【第三部】
『絵本太功記』 (えほんたいこうき)


・夕顔棚の段
 母・さつきのわび住まいを光秀(みつひで)の妻・操(みさお)と息子の十次郎(じゅうじろう)の許嫁・初菊(はつぎく)が訪ねているところに、一人の僧侶と光秀がやってきます。そして、出陣を控える十次郎と初菊の祝言の準備が進められます。


・尼ヶ崎の段
 初陣を前に死を覚悟した十次郎、死に赴く夫を見送る初菊、息子の謀反を食い止めようとするさつき、正義のために主君を討った光秀、一家の思いは複雑に交錯していきます。無情な運命に翻弄される人々の姿、家族のつながりが描かれています。







尼ヶ崎の段


  織田信長を本能寺で討ったといわれる明智光秀(武智光秀のモデル)の悲劇と豊臣秀吉(真柴久吉のモデル)の活躍を十三段にて描いた『絵本太功記』は、まさに時代物の傑作と言える作品です。

◆◆◆

【第四部】
文楽入門~Discover BUNRAKU~
解説 文楽をはじめよう


 今まで文楽って難しそう……そんな風に思っていた方には第四部がおすすめです!第四部は、文楽への理解を深め、より楽しんでいただけるように解説と名作を組み合わせて上演いたします。





『壺坂観音霊験記』 (つぼさかかんのんれいげんき)


 視力を失った沢市(さわいち)と妻のお里(さと)の夫婦のあたたかな愛情と信仰による救済の物語です。午後7時45分の開演です。文楽を見ながら、秋の夜を過ごしてみませんか。





沢市内より山の段



◆◆◆

 9月文楽公演 9月22日(火・祝)まで


チケット好評販売中
国立劇場チケットセンターはこちら


9月文楽特設サイトはこちら↓↓↓


 

 

  • 国立劇場歌舞伎情報サイト
  • 歌舞伎・能楽・文楽鑑賞教室のご案内
  • 文化プログラム
  • バリアフリー情報
  • 会員募集中! 国立劇場友の会 あぜくら会
  • グループ・団体観劇のご案内
  • キャンパスメンバーズのご案内
  • 伝統芸能を「調べる」「見る」「学ぶ」文化デジタルライブラリー
  • 英語教材 Discover KABUKI
  • 伝統芸能に興味津々 養成事業
  • 国立劇場のマスコット くろごちゃん公式サイト
  • 観劇マナー入門 Q&A