日本芸術文化振興会トップページ  > 国立文楽劇場  > 2022年度  > 【文楽プレミアムシアター】「本朝廿四孝 十種香の段・奥庭狐火の段」(S63/4)予告編公開!

国立文楽劇場

トピックス

【文楽プレミアムシアター】「本朝廿四孝 十種香の段・奥庭狐火の段」(S63/4)予告編公開!

 往年の名舞台を、オンラインでご覧いただける文楽プレミアムシアター。12月の配信は、国立文楽劇場昭和63年4月文楽公演「本朝廿四孝」から「十種香の段・奥庭狐火の段」です。配信を前に予告動画を公開しました!

 配信を前に予告動画を公開しました!

◆◆◆

 死んだ許嫁は生きていた―――。箱入り娘の一途な想いが起こす奇跡とは……

 家の和睦のために婚約することになった甲斐の武田信玄の嫡男勝頼と信濃の長尾(上杉)謙信の娘八重垣姫。しかし、勝頼は足利将軍暗殺事件がもとで切腹します。
 許嫁の死後、八重垣姫は一間に引きこもり勝頼の絵姿を前に香を焚き回向する日々を送っていました。勝頼の一周忌、八重垣姫は勝頼に瓜二つの簑作の姿を目にします。実は切腹したのは身代わりの勝頼で本物の勝頼は生きており、花作りの簑作として謙信の館に潜入していたのでした。
 思わず簑作にすがりつく八重垣姫。腰元の濡衣を巻き込み、思いの丈をかきくどきます。最初は冷たくあしらう簑作でしたが、死をも覚悟する姫の一途さに、ついに二人は心を通わせます。しかし、父謙信が勝頼を討とうとしていることを知り……。

翼が欲しい、羽が欲しい。飛んで行きたい、知らせたい―――


 菊の花が咲き乱れる夜更けの奥庭に、狐火とともに八重垣姫の恋の炎が燃え上がります。

 十種香の段を語るのは四代越路太夫、三味線は若き日の清治。人形は初代玉男の簑作、三代簑助の八重垣姫、文雀の濡衣、三幅対が美しい名舞台です。人形奥庭狐火の段で八重垣姫の左と足を遣うのはあの人とあの人!? こちらもお見逃しなく。
 年の瀬にふさわしい豪華な舞台をどうぞお楽しみに。

◆◆◆

販売期間: 令和4年12月1日(木) 午前11時 ~ 12月21日(水) 午後11時59分
 ※レンタル後2週間ご覧いただけます。
配信サイト:「ミレール」≪https://mirail.video/title/4930035≫(外部サイト)
視聴料金:2,500円(税込)

◎配役
十種香の段
  切      竹本越路太夫(四代)
           鶴澤清治

奥庭狐火の段
           豊竹呂太夫(五代)
           鶴澤清介
  ツレ    鶴澤八介
  琴      鶴澤清二郎(五代、現 藤蔵)

〈人形役割〉
 花作り簑作 実は 武田勝頼:吉田玉男(初代)
 八重垣姫:吉田簑助(三代)
 腰元濡衣:吉田文雀
 長尾謙信:吉田玉松(三代)
 白須賀六郎:吉田若玉(現 文司)
 原小文治:桐竹亀次

あらすじ等詳細はコチラ→〈【文楽プレミアムシアター】第七回「本朝廿四孝」

  • 文楽かんげき日誌
  • 歌舞伎・能楽・文楽鑑賞教室のご案内
  • 会員募集中! 国立文楽劇場友の会
  • グループ・団体観劇のご案内
  • 伝統芸能を「調べる」「見る」「学ぶ」文化デジタルライブラリー
  • 研修生募集
  • 芸術の創造・普及活動を援助する 芸術文化振興基金
  • 国立文楽劇場 出版物のご案内
  • 心を、うごかそう。日本博