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国立文楽劇場

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【文楽プレミアムシアター】第七回「本朝廿四孝」

 文楽公演の記録映像の中から、選りすぐりの作品をオンラインで配信している「文楽プレミアムシアター」。12月の配信は「本朝廿四孝」(昭和63年4月)です。
 販売期間は3週間、レンタルされた日から2週間ご視聴いただけます。また、視聴者特典として床本のプレゼントも!
 全編をゆっくり鑑賞したり、好きな場面を繰り返し繰り返し味わったりと、お好きな楽しみ方でご覧ください。

予告動画公開中!

販売期間 令和4年12月1日(木) 午前11時 ~ 12月21日(水) 午後11時59分
※視聴期間は、販売期間に関わらずレンタル後2週間
演目 「本朝廿四孝」十種香の段・奥庭狐火 の段 (昭和63年4月 国立文楽劇場) カラー・約70分
配役 十種香の段
  切      竹本越路太夫(四代)
            鶴澤清治

奥庭狐火の段
           豊竹呂太夫(五代)
            鶴澤清介
  ツレ    鶴澤八介
  琴      鶴澤清二郎(五代、現 藤蔵)

〈人形役割〉
 花作り簑作 実は 武田勝頼:吉田玉男(初代)
 八重垣姫:吉田簑助(三代)
 腰元濡衣:吉田文雀
 長尾謙信:吉田玉松(三代)
 白須賀六郎:吉田若玉(現 文司)
 原小文治:桐竹亀次
視聴チケット料金 2,500円(税込)
販売サイト 「ミレール」
https://mirail.video/title/4930047≫(外部サイト)
あらすじ (これまでのあらすじ)
 甲斐の武田家と越後の長尾家は、武田家の重宝である諏訪法性の兜の貸し借りをきっかけに不和となっていました。足利将軍家から両家和睦のために武田信玄の息子勝頼と長尾謙信の娘八重垣姫の縁組が提案されますが、将軍義晴が何者かに殺されてしまいます。嫌疑のかかった信玄と謙信は、三年以内に暗殺犯を見つけられなければ、それぞれの息子の首を差し出すことになりました。
 期限の三年が過ぎ勝頼は切腹しますが、実はこの勝頼は幼いころに取り替えられていた家臣の子であり、その家臣が勝頼の身代わりにと連れ来た百姓の簑作こそが本当の信玄の子であることが判明します。簑作は勝頼と恋仲であった武田家の腰元濡衣とともに、兜を取り戻し、将軍暗殺の犯人を探し出すため信濃へと向かうのでした。

(十種香の段)
 花作りとして謙信の館に潜入した簑作は、謙信に召し抱えられます。折しも、今日は死んだ勝頼の命日。八重垣姫は勝頼の絵姿を前に十種香を焚き、菩提を弔っています。濡衣も夫の命日に念仏を唱えており、勝頼を偲ぶ二人の姿に不憫さを感じた簑作は思わず涙を滲ませるのでした。
 長裃に着替えた簑作を目にした濡衣は、夫に生き写しの姿に泣き沈みます。濡衣の泣き声を聞き様子を覗いた八重垣姫は、姿絵の勝頼に瓜二つの姿が目に入り、思わず一間を飛び出します。縋り付く八重垣姫を人違いだと突き放す簑作でしたが、濡衣は仲を取り持つ代わりに、諏訪法性の兜を盗み出すことを求めます。濡衣のその提案に簑作が許嫁の勝頼だと確信した八重垣姫。自害をも覚悟するその一途な姿に、簑作はついに自分の正体を明かすのでした。
 そこに謙信が声をかけ、簑作は上使への返答の使者として館を出ます。すぐさま討手を差し向ける謙信に八重垣姫と濡衣は戸惑いますが、謙信は武田家の回し者として濡衣を引っ立て奥へと入るのでした。

(奥庭狐火の段)
 夫の窮地を救いたい八重垣姫は、諏訪湖を渡って追手より先回りしようとしますが、氷が張った湖は船で渡れません。なす術もない八重垣姫は、神仏に祈るしかないと、床の間の諏訪法性の兜を手に取り、諏訪明神に祈願します。すると、夜も更けた庭に顕れたのは諏訪明神の使いである白狐。姫は狐に守られ、諏訪湖を渡っていくのでした。



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