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国立文楽劇場

トピックス

文楽公演における出演者の飛沫飛散状況について

日本芸術文化振興会(国立劇場・国立文楽劇場)では、公益財団法人文楽協会、一般社団法人人形浄瑠璃文楽座と連携し、文楽公演の再開に向けて、お客様に安心して公演をお楽しみいただけるよう、太夫・三味線弾き・人形遣いの発声等による飛沫の飛散状況を検証しました。
検証にあたっては、カトウ光研株式会社の微粒子可視化システムを用い、感染症の専門家である大阪市立大学大学院 医学研究科 臨床感染制御学 掛屋 弘教授にご協力をいただきました。また、検証に際しては、技芸員及び関係者の検温を行い、体調の確認をしたうえで実施しました。
検証結果は下記のとおりです。


「文楽公演を想定した飛沫飛散検証」

日時:令和2年7月23日(木)午前10時~午後1時
場所:国立文楽劇場
検証結果:
〇太夫・三味線弾きが出語り床(ゆか)に並んだ状態で、太夫が発声した場合の飛沫の飛散状況について
  ・太夫が発声した場合、当人周辺には多数の飛沫の飛散が確認できました。ただし、隣に座る三味線弾きまで到達するような飛散は、確認できませんでした。
  ・太夫が語る際の飛沫は、そのほとんどが口元から前方1m程度の飛散でした。
〇人形遣いが三番叟の一部を舞った後、呼吸が荒くなった主遣いの飛沫の飛散状況について
  ・主遣いの呼気からの飛沫は、ほとんど確認できませんでした。
〇人形遣いが行う「口上」の際の飛沫の飛散状況について
  ・頭巾を着用した人形遣いの発声からの飛沫は、ほとんど確認できませんでした。


検証風景(太夫)
※レーザー光線から目を保護するためにゴーグルを装着しています。


検証風景(三味線弾き)


検証結果(太夫)
※レーザー光線から目を保護するためにゴーグルを装着しています。


検証結果(太夫)
※レーザー光線から目を保護するためにゴーグルを装着しています。


検証結果(人形遣い(主遣い))


検証結果(人形遣いによる口上)

文楽公演の再開にあたっては、上記の検証結果や掛屋教授の助言を踏まえ、次のとおり対策を行います。

〇出語り床や舞台からお客様の座席までの間隔は、2m以上を確保いたします。なお、当面の間は、客席の最前列や出語り床前のブロックについては販売を控えることといたします。
〇掛合や道行などの景事で複数の太夫・三味線弾きが並ぶ場合には、演者同士(の頭)が1m以上の間隔を空ける(お互いの肩衣が触れ合わない程度の距離を保つ)ことといたします。
〇人形遣いが頭巾を被る場合には、念のため頭巾の下に特製のフェイスシールド【写真参照】を装着することといたします。



国立劇場・国立文楽劇場では、お客様に安心して公演をお楽しみいただけるよう、出演者、スタッフ等と協力して新型コロナウイルス感染予防対策を徹底してまいります。
また、お客様へ感染予防対策へのご協力もお願いしております。ご来場前にご確認いただき、何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

「お客様へのお願い・感染症対策への取り組み」
https://www.ntj.jac.go.jp/topics/bunraku/2020/2020.7.30.html

<写真> ©日本芸術文化振興会 ©文楽協会  

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