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東西名流舞踊鑑賞会【10月舞踊公演】出演者メッセージ!

日本舞踊界の第一線で華々しい活躍を見せる東西の舞踊家が一堂に会する、国立文楽劇場恒例の『東西名流舞踊鑑賞会』が、いよいよ10月10日(土)に開催されます。

第一部に「地歌 本行 四季の山姥」で出演する山村流六世宗家山村友五郎、第二部に「常磐津 箙源太」で出演する京舞井上流五世家元井上八千代よりお客様へのメッセージです。演目紹介とともにどうぞご覧ください!

【第一部】地歌「本行 四季の山姥」 出演:山村友五郎

山村友五郎

 舞の家に生まれ物心がついてより伝わってきたものを次代に伝える事を使命と今日まで参りましたが、自粛中は今自分に出来る事は何かを自問し“今”を伝える事も大切と思うようになりました。劇場にお運び頂けるという事の重み、有難さをこれまで以上に感じております。「山姥」は初演となります。能に近づくと男性的になりますので、本行と地歌舞の配分が難しいと感じています。芸能の原点は”祈り“であるかと存じます。模索しながらも使命を果たしてゆく所存でございます。何卒ご支援ご声援を賜ります様お願い申し上げます。


地歌 本行 四季の山姥(ほんぎょう しきのやまんば)
本行とは能の作品より作られたという意味で、本曲は能「山姥」を元としています。昨年亡くなられた北山村舞踊協会会長・山村愛師が生前「おいそれと舞えぬ曲」と振りを託して下さいました。山姥が四季折々の深山幽谷とそこに生きる己の境遇を仏法に重ねて語ります。

【第二部】常磐津「箙源太」 出演:井上八千代

井上八千代

 3月以来、お客様の前で舞わせていただくことがなくなり、久しく家に籠る日が続きました。徐々に稽古は再開すれど各劇場で公演中止が相次ぐなか、京の町も寂しいことでした。夏を目処にと存じましたのが漸く虫の声とともに生の舞台をご覧いただけるようになりました。折々のルールを守りつつ、芸能の灯を絶やさず、生命(いのち)の力をご覧いただけるように力を尽くす所存でございます。今、東西を跨いでの公演はほぼ無いなか、色あいの違いを味わっていただける絶好の機会と存じます。皆々様におかれましても、末永い御支援を賜りたく、伏してお願い申し上げます。

常磐津 箙源太 (えびらげんた)
主人公は鎌倉一の伊達男、梶原源太景季。軍話から一転、廓話へ展開する洒落た内容です。他流の源太とほぼ同曲ながら、江戸唄として祇園で伝承され、舞踊的には、本来の時代の匂い、黄表紙的なモドキの世界は消え、少しずつカットした、女性向けの舞になっています。その意味であえて箙の一文字を加えたものと思われます。


ほかに、第一部では「藤娘」(尾上紫)「常磐の老松」(花柳芳綱)「座敷舞道成寺」(吉村輝章)、第二部では「菊の露」(楳茂都梅咲弥)「大原女」(市山松扇)「賎機帯」(若柳壽延、若柳里次朗)を上演いたします。

秋の一日、是非劇場に足をお運びいただき、名手たちの至芸をお楽しみください!
公演詳細はこちらからご覧ください → 
舞踊公演

皆様のご来場をお待ちしております!

 

 

 

 

 

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