国立能楽堂

トピックス

【千駄ヶ谷だより】おかしくも心温まる狂言「鶏聟」(令和4年10月21日定例公演出演の山本則秀さんよりコメントをいただきました)

 令和4年10月21日(金)定例公演の狂言「鶏聟」にてシテをつとめる、狂言方大蔵流の山本則秀さんよりコメントをいただきました。


山本則秀(大蔵流)

 師匠・山本東次郎は「狂言は人間賛歌、人間って良いものだ」とよく話しています。
 狂言「鶏聟」では、もの知らずから教え手を怒らせてしまい、聟入りの作法として鶏の蹴合う真似を教えられてしまう聟と、相手に恥を掻かせまいと一緒に鶏の真似をする、懐の深い舅が登場します。
 おかしくも心温まる二人のやり取りを、ぜひお楽しみください。

 

 10月21日(金)定例公演は国立劇場チケットセンター 他にて、好評販売中です。ご期待ください。

山本則秀(大蔵流)プロフィール
1979(昭54)年生まれ 山本則俊の次男
1985(昭60)年   「伊呂波」で初舞台
2002(平14)年   「三番三」披き
2006(平18)年   「釣狐」披き
2013(平25)年   「花子」披き

父および山本東次郎に師事
重要無形文化財総合指定 公益社団法人能楽協会会員
兄・山本則重と「わかりやすさ・親しみやすさ」をモットーに狂言の魅力を伝えていく、則重・則秀の会を主宰している。

 

◆国立能楽堂令和4年10月21日 定例公演 のご案内

好 評 販 売 中



 ◇令和4年10月21日(金) 定例公演 (午後5時30分開演)
   「鶏 聟」
      山本 則秀 (大蔵流)
   「浮 舟 彩色
      観世銕之丞 (観世流)

                             ▶公演の詳細は こちら

◆国立能楽堂では、引き続き新型コロナウイルス感染症拡大予防の取り組みを講じたうえで、皆様のご来場をお待ちしております。 (ご来場のお客様へのお願い)