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【千駄ヶ谷だより】令和4年のお正月は能楽鑑賞と初詣をセットで!
国立能楽堂のお正月
令和3年1月 撮影
令和4年の国立能楽堂は、1月5日(水)定例公演(午後1時開演)から幕を開けます。例年同様に、能舞台には注連縄をはり、各所にお正月飾りを設けて、賑々しく新年を寿ぎます。国立能楽堂のお正月の雰囲気は、1月8日(土)の普及公演、9日(日)・10日(月・祝)の「第41回手話狂言初春の会」(主催:社会福祉法人トット基金)においてもお楽しみいただけます。
国立能楽堂の定例公演や普及公演では、狂言の後に能を上演するのが通常ですが、5日の定例公演では順序が逆になります。これは新年の寿ぎとして、能楽の演目の中でも別格に神聖な儀式である「翁」に続いて、祝言性の高い脇能、脇狂言を上演する、正式な形になぞらえるためです。「翁」を省略し、能「松尾」、狂言「筑紫奥」の順で、おめでたい作品をご覧いただきます。
また出演する能楽師が正装である裃を着用して舞台に上がることも、お正月ならではです。
国立能楽堂のご近所・鳩森八幡神社
また国立能楽堂から徒歩5分程の場所には、鳩森八幡神社が鎮座しています。能楽鑑賞の前後に初詣ができますので、新年のお出かけにおススメです!
境内には能舞台や、公益社団法人日本将棋連盟の会長(当時)であった大山康晴15世名人が昭和61年に奉納した1メートル20センチの将棋駒を納めた将棋堂、都指定有形民俗文化財の富士塚などの見どころも多くあります。令和4年1月1日(土)午前0時には能舞台上にて素謡と仕舞で新年を寿ぐ奉納式が、1月5日(水)には将棋堂にて日本将棋連盟の代表者が将棋界の発展や棋力向上を祈願する、将棋堂祈願祭が催されます。
▶鳩森八幡神社のホームページは こちら (外部のサイトに移動します)
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