国立劇場

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【2月文楽】好評上演中!!


2月文楽公演が6日(土)に初日を迎えました。
三部制での上演となる今月は、昨年文化功労者として顕彰された鶴澤清治が出演する『伽羅先代萩』を始め、多彩な演目で文楽の醍醐味をご堪能いただける公演です。

【第一部】
『五条橋』 (ごじょうばし)

牛若丸(うしわかまる・後の源義経)とその腹心の家来となる武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)が京都五条橋で出会い、主従の誓いを交わす有名な場面を描いた作品です。
夜な夜な通行人が襲われるという五条橋。その曲者を捕らえようと、武具を携えて現れた僧・武蔵坊弁慶を橋で待ち受けていたのは、優美な一人の少年でした。牛若丸と弁慶は運命的な出会いを果たします。


『五条橋』



『伽羅先代萩』 (めいぼくせんだいはぎ)

仙台の伊達家で起こった御家騒動「伊達騒動」を題材にした作品です。御家乗っ取りをもくろむ奸臣たちは若君・鶴喜代君(つるきよぎみ)の命を密かに狙っています。
若君を懸命に守る乳母・政岡(まさおか)の奮闘を中心に大名家に緊迫感溢れる駆け引きが展開されます。我が子の命を犠牲にしてしまったことに苦しみながらも、乳母としての役割を全うしようとする政岡の揺れ動く心情が描かれます。






『伽羅先代萩』


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【第二部】
『曲輪文章』 (くるわぶんしょう)

年末恒例の餅つきと賑やかな声が響く大坂新町の揚屋・吉田屋に、馴染みの夕霧(ゆうぎり)が病に臥せっているという噂を聞きつけた藤屋伊左衛門(ふじやいざえもん)がやってきます。放蕩の限りを尽くした伊左衛門は、今や勘当されてみすぼらしい姿に。久しぶりに顔を合わせた伊左衛門と夕霧ですが、互いになかなか素直になることができません。しかし、最後には伊左衛門の勘当も許され、大団円を迎えます。華やかな廓の雰囲気に彩られた作品です。




『曲輪文章』



『菅原伝授手習鑑』 (すがわらでんじゅてならいかがみ)

菅原道真(すがわらのみちざね)に長く仕えていた武部源蔵(たけべげんぞう)は、梅王丸から託された道真の子・菅秀才(かんしゅうさい)を寺子屋に匿っていました。菅秀才の首を求めて追ってくる松王丸と源蔵との間に息詰まる応酬が繰り広げられます。松王丸が語る真実とは……哀切溢れる「いろは送り」の旋律も聴きどころです。






『菅原伝授手習鑑』


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【第三部】
『冥途の飛脚』 (めいどのひきゃく)

飛脚問屋の亀屋忠兵衛(かめやちゅうべえ)は馴染みとなっている遊女・梅川(うめがわ)を身受けするために死罪にもあたる公金横領を犯してしまいます。商人としての理性と恋する女性と添い遂げたいという欲望の狭間で苦悩する忠兵衛と、愛する男性の思いに報いようとする梅川の思いを中心に話は展開していきます。賑々しい大坂の商家、華やかさの陰に哀調を秘める廓の情景、二人の旅路に運命の変転が繰り広げられます。







『冥途の飛脚』




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 2月文楽公演は22日(月)まで!
感染対策を徹底して、ご来場をお待ちしています。



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