国立劇場

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【2月声明】薬師寺国宝「東塔」のご紹介


  2月声明公演「薬師寺の花会式」では、奈良県に位置する法相宗大本山・薬師寺の声明をご紹介します。
※公演の見どころはこちらからご覧ください。


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  薬師寺の伽藍(がらん)のうち、「凍れる音楽」とも称される東塔は、薬師寺で唯一創建当時から現存する木造建築物です。
  平成21年から10年以上にわたり解体大修理が行われてきましたが、今年の春には修理が終了し、5月に落慶慶賛法要(らっけいけいさんほうよう)が営まれます。このことを祝い、今回の声明公演は「薬師寺国宝東塔大修理落慶記念」公演として実施いたします。




修理前の東塔の姿


  実は薬師寺の東塔、国立劇場ともゆかりがあります。
  国立劇場の紋章をデザインした吉田五十八は、薬師寺東塔の上層部に遺される「水煙」にインスピレーションを受けたと語っています。




  “この国立劇場の紋章は、奈良薬師寺東塔の水煙より考案したものです。日本の伝統芸能の一大殿堂にふさわしい、天来の妙音を笙(しょう)・笛(ふえ)・琴(きん)・箜篌(くご)の楽器によって奏でる楽天女の姿を紋章の中心に配し、その周囲は、この六呂(りくりょ)の音律に乗って虹のごとく空にたなびく、六流の天女の霓裳(げいしょう)を表現したもので、国を代表する劇場の品位に似つかわしい優美と典雅をその主調としたものです。”

吉田五十八 (建築家・東京芸術大学名誉教授)







薬師寺東塔 水煙



国立劇場の紋章

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  国立劇場で「花会式」をご覧になったあとは、東塔の姿を見に、奈良にも足を運んでみてはいかがでしょうか。

薬師寺 国宝東塔内陣特別公開・落慶慶賛行事については薬師寺のWEBサイトをご覧ください。

写真提供=薬師寺