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〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1
TEL:03(3265)7411(代表)
都03(晴海埠頭―銀座四丁目―四谷駅)
「三宅坂」徒歩1分(本数僅少)
宿75(新宿駅西口―河田町―四谷駅前―三宅坂)
「三宅坂」徒歩1分(本数僅少)
大坂で庚申の夜に起こった夫婦の心中事件を題材に、近松門左衛門(ちかまつもんざえもん)が人間の情と業とを描き上げた作品です。姑に離縁を申し付けられたお千代(ちよ)、お千代の実家・上田村で不憫なお千代を思う親や姉、お千代を愛しつつも養い親への義理も立てなければならない八百屋半兵衛(はんべえ)、それぞれが世間で生きる中で抗うことのできないしがらみに苦悩する様子を丹念に描きます。晩年の円熟した近松の筆による家族愛、夫婦愛の物語をご堪能ください。
朝顔の描かれた扇と一首の歌が、大名家の息女・深雪(みゆき)と美男の武士・阿曾次郎(あそじろう)との縁を哀しく取り持つ恋物語です。今回は宇治川での二人の出会いから、運命に翻弄される恋人同士が繰り返す巡り合いと別れをご覧いただきます。阿曾次郎を追って出奔し、さらには盲目となり、零落してしまった深雪は、朝顔と名前を変えます。その朝顔が、まさにその人とは知らぬ恋人の前で、琴を弾きつつ身の上を語る姿の、その切なさに涙が誘われます。
継子を愛するという衝撃的な行動から不義者とされ放逐された玉手御前(たまてごぜん)が、ある夜戻ってきた実父・合邦(がっぽう)の家。合邦夫婦が世間への建前を大事にしつつも本音では我が子を思う姿、そしてやがて明らかになる玉手御前の振る舞いに込められた真実……最後まで魂を揺さぶる聴きどころ、見どころに満ちた作品です。
生きているうちに結ばれることのなかった助国(すけくに)と小巻(こまき)は雄蝶と雌蝶になり、生前の思い出をたどりつつ舞います。夢幻の世界に繰り広げられるひと時をお楽しみください。