芸術文化振興基金

掘る女 縄文人の落とし物

文化芸術振興費補助金助成事業令和3年度助成事業事例集

ぴけプロダクション 株式会社(助成金額:4,140千円)

活動概要

ぴけプロダクション 株式会社は、2017年に法人化した若い会社です。「心が動いたことのみを表現すること」をモットーにしています。今回助成を受けた「掘る女 縄文人の落とし物」は、日本の各地で発掘調査をする女性調査員と女性作業員にスポットを当てたドキュメンタリーです。考古学の分野は、男性の方が人数が多く、女性は少数派だということを聞き、女性を主人公にしたものにしたいと取材をスタートさせました。映画の中には、3名の世代の異なる調査員と、各地で元気いっぱいに働く女性の作業員が数多く登場しています。

助成を受けて

映画制作には多額のお金がかかるため、まとまった金額を得るのは苦労があります。

今回、バリアフリー上映の助成を受けましたが、制作過程や上映にも、まだまだ検討しなければならないことが多々あると感じました。

今回の映画制作のテーマは発掘でした。これは、文化庁の文化財保護法の元に行なわれています。

取材先に対しても文化庁の助成があるというのは、大きなアピールにもなると思い、助成に申し込みをしました。

助成の意義

助成金があったことで、説明効果の高いアニメーションを劇中に使うこと、そして池田昌子さんのナレーションを希望通り入れることが出来ました。

今回、制作中にコロナ禍になり、一時撮影も思うようにいかなくなりました。その頃、映画館も大きな犠牲を払っていて、大きなスクリーンで映画をみる楽しみが奪われる事態が起きました。配信で映画は見れますが、やはり、スクリーンで映画を見るのは、それとは全く別の意味があることに気づかせてもらえたのです。今回の作品は、5.1サラウンドの音響で制作しています。映画館で見ると現場音と音楽を堪能出来ます。映画館という特別な場所は失いたくないですね。

今後の活動

今回製作した「掘る女 縄文人の落とし物」を映画館上映だけでなく、上映会とイベントを融合させるなど幅広く行なっていきたいと思っています。

また、新たな映画の企画を推し進めていくつもりです。

ぴけプロダクション 株式会社

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