[新作文楽]シェイクスピア=作 「不破留寿之大夫(ふあるすのたいふ)」

ブログ&コラム

2014年9月9日

『不破留寿之太夫』ついに開幕!

9月6日(土)午後7時からの第3部『不破留寿之太夫』が、ついに幕を開けました!

開演前から、大夫と三味線が座る「床」の背景がいつもとは違うことにお気付きのお客様もいらっしゃった様子。そうです、主人公・不破留寿之太夫の「破格さ」(by鶴澤清治)に見合うべく、舞台美術や演出、音響効果、照明、そしてもちろん人形の細部にいたるまで、あらゆる工夫が凝らされています。大夫と三味線の肩衣もグリーンの地に流れるような模様が。この肩衣も草原の続きになっているのです。




 


客席を包む笑い

セットの全貌が明らかになると、客席から「ほ〜う……」と感嘆の声がもれます。大きな桜の樹の下では、不破留寿之太夫と春若の主従とは思えない軽口のたたき合い。シェイクスピアの言葉遊びを意識した韻の踏み方もリズミカルで楽しく、春若が不破留寿のおっさんに対して「大酒呑みの脂身野郎」などと一刀両断すると客席もドッと沸きます(みんな納得ってことですな)。「すーいふうと膨らみをる」なんて詞の通り、酔っぱらって眠りこけ、波を打ったる太鼓腹、ぽってりぷにぷに感がたまらず、つい手を伸ばして触ってみたくなるほど。あ、もちろんこのブログで度々取り上げてきた「へそピアス」も輝いてますよ。不破留寿を語る豊竹英大夫がまた風貌も不破留寿にぴったりで(失礼?)、大口をたたくわりに小心者でいい加減、でもどこか憎めない愛嬌をみごとに表現しています。

 



監修の鶴澤清治による音楽は、イギリス民謡やクラシックあり、ラップやサンバ風ありと、三味線、琴、大弓(おおきゅう)が奏でる「和」の音色と「洋」の要素が意外性もありながら心地よく調和し、時にテンポよく賑やかに、時に雄大かつ叙情的に、『不破留寿之太夫』の世界を音で表現していました。

セットの美しさは度々当ブログでも紹介している通り。終演後には「面白かったね〜」「セットが綺麗だった」「人形がかわいかった!」など、「文楽×シェイクスピア」を肩肘はらずに楽しまれた様子のお客様の声が聞かれました。

『不破留寿之太夫』は9月22日(月)まで絶賛上演中です。一度と言わず二度三度と、ぜひ劇場にお運びを。観る度に新たな発見がありますよ!

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チケットのお申込み

新作文楽 不破留寿之太夫

2014年9月6日(土)~9月22日(月)

電話・インターネット予約開始 8月7日(木)10時~

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国立劇場チケットセンター (午前10時~午後6時) 0570-07-9900 | 03-3230-3000 (PHS・IP電話)
一般のみ取扱
チケットぴあ 0570-02-9999
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