[新作文楽]シェイクスピア=作 「不破留寿之大夫(ふあるすのたいふ)」

ブログ&コラム

2014年8月14日

石井みつるが語る『不破留寿之太夫』

 『不破留寿之太夫』の美術と衣装を担当するのは、舞台美術家として国際的に活躍する石井みつる。国立劇場では江戸川乱歩原作の歌舞伎作品で衣装デザインを手がけていますが、文楽の仕事に携わるのは今回が初めてとのこと。文楽の様式美を踏襲するのか、あるいはまったく新しいタイプの舞台美術を創造するのか。逡巡のすえ、たどり着いた答えとは?

ここまでやっていいのか


シェイクスピアの宇宙観を立体的に

 まず(鶴澤)清治さんとお話をした時、清治さんの頭の中にはシェイクスピアの【宇宙観】のようなものがあり、「とにかく美しく綺麗な美術にしてほしい」というリクエストでした。従来の文楽は「書き割り」、つまり平面に絵を描いたものが多いと思いますが、私はもともとミュージカル、オペラ、芝居が専門ですから、少し立体的なものにしてみてはいかがかとご提案したところ、非常にノってくださって。文楽には珍しく迫り(せり)を使って桜の木を出現させたり、大きな舞台転換で居酒屋の場面を出したり。立体的なセットが舞台のタテヨコに動き、時にはシルエットなども使って大衆の賑わいを出せればと思っています。

 衣装は、河合先生が書かれた台本の古い時代の日本の雰囲気と、シェイクスピア作品で描かれるヘンリー四世の時代の西洋の雰囲気とを、7:3程度の割合で活かした和洋折衷のものです。遊びとして、人形にはピアスをつけまして、特に不破留寿之太夫はおへそにピアスをしています。若い女性にも「あ、へそピね」と喜んでいただけるとありがたいですね(笑)。衣装の飾りも日本の着物の装飾は使わず、西洋のブレード(組紐)やレースを中心に使用しています。ただ、生地や飾りに凝って人形がかなり重くなってしまいましたので、(桐竹)勘十郎さんのご負担を軽減できるように、少し調整する必要があるかもしれませんね。

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制作者・出演者が語る『不破留寿之太夫』

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新作文楽 不破留寿之太夫

2014年9月6日(土)~9月22日(月)

電話・インターネット予約開始 8月7日(木)10時~

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