[新作文楽]シェイクスピア=作 「不破留寿之大夫(ふあるすのたいふ)」

ブログ&コラム

2014年8月1日

鶴澤清治が語る『不破留寿之太夫』①

 去る7月9日、「文楽×シェイクスピア!? 『不破留寿之太夫』創作の道のり」と題して、新作文楽スペシャル座談会が開催されました。新作の創作に携わる鶴澤清治(監修・作曲)、河合祥一郎(脚本)、石井みつる(美術)に加え、不破留寿之太夫役をつとめる桐竹勘十郎も参加。国立劇場小劇場に満員のお客様を集めた当日の発言を中心に、新作にかける胸の内を少しずつご紹介していきます。まずはこの企画の発端となった、鶴澤清治の思いとは?

30年来の念願が実現

 今から30年ほど前、NHKで放送していたイギリスBBC製作「シェイクスピア劇場」のシリーズで『ヘンリー四世』を観たんです。そこに登場するフォルスタッフ役の俳優さんの演技に引き込まれました。風体といい表情といい、当時可愛がっていただいていた、歌舞伎俳優の二代目尾上松緑先生を彷彿とさせる素晴らしさでした。ぜひこの役を松緑さんにやっていただきたいと思っていましたが、お話ししようと思っていたら身体を壊され、申し上げる機会もないまま、諦めていたんです。

 ところが最近になって文楽の新作『天変斯止嵐后晴(てんぺすとあらしのちはれ)』をやらしていただきまして、シェイクスピアのことがふつふつと思い出されてきました。文楽でもこのフォルスタッフを主人公に、いい芝居ができるのではないか、と。最初は『釣女(つりおんな)』のような狂言仕立ての短い景事ものを考えていたんですが、河合先生とお話しさせていただくうちに、あれもこれもと夢が膨らんで、かなりの超大作になりました。見せ場も満載です。

お客様に笑っていただける文楽を


 僕は根っからの関西人なので、オチのある話をぜひやりたいという(笑)、かねがねの希望がありました。河合先生のご本はもちろん滑稽な部分はありますけれど、全体的に骨太な芯が通ったドラマとして面白く、素晴らしいものです。浄瑠璃として書いていただいている中で、七五調ではない部分もありますが、あえてそのまま使わしていただく予定です。七五調のリズムに乗せると、言葉が流れてしまう場合もありますので。人形の表現も考えながら、つたない曲ではございますけれども、曲を作っているところです。扱い方は思案中ですが、例えば「グリーンスリーブス」のようなイギリス民謡もうまく取り入れられないかと考えています。

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制作者・出演者が語る『不破留寿之太夫』

チケットのお申込み

新作文楽 不破留寿之太夫

2014年9月6日(土)~9月22日(月)

電話・インターネット予約開始 8月7日(木)10時~

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国立劇場チケットセンター (午前10時~午後6時) 0570-07-9900 | 03-3230-3000 (PHS・IP電話)
一般のみ取扱
チケットぴあ 0570-02-9999
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国立劇場チケットセンター (午前10時~午後6時)

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