見どころ・あらすじ|HIGHLIGHTS & STORY

  • 第一部
  • 第二部
  • 第三部
  • 第四部
  • 寿二人三番叟(ことぶきににんさんばそう)/嫗山姥(こもちやまんば)

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  • 鑓の権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)

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  • 絵本太功記(えほんたいこうき)

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  • 壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき)

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公演日程|SCHEDULE

令和2年 9月5日[土]~22日[火・祝]
令和2年9月文楽公演 公演日程表
  • 第一部 午前11時開演(午後12時35分終演予定) ※開場時間は、開演30分前の予定です。
  • 第二部 午後1時45分開演(午後3時55分終演予定) ※開場時間は、第一部終演後準備整い次第の予定です。
  • 第三部 午後5時開演(午後6時30分終演予定) ※開場時間は、第二部終演後準備整い次第の予定です。
  • 第四部 午後7時45分開演(午後9時終演予定) ※開場時間は、第三部終演後準備整い次第の予定です。
国立劇場託児室
  • ・月・水・土・日・祝日に開設。
    事前のご予約が必要です。
    (定員になり次第、締め切らせていただきます。)
  • ・料金(税込):0~1歳2,200円/
    2~12歳1,100円
  • ・受付時間:平日午前10時~12時/
    午後1時~5時
  • ・ご予約・お問い合わせ: 0120-788-222
    イベント託児・マザーズ

チケット情報|TICKETS

ご観劇料(税込)

第一部~第三部(各部)
1等席 5,500円(学生3,900円)/2等席 4,600円(学生2,300円)
第四部 【文楽入門】~Discover BUNRAKU~
1等席 4,500円(学生3,200円)/2等席 3,800円(学生1,900円)
  • ※本公演では3等席のお取り扱いはございません。
  • ※障害者の方は、2割引です。詳細はチケットセンターまでお問い合わせください。
  • ※車椅子用スペースがございます。ご予約時にお問い合わせください。
  • ※出演者などの変更の際はご了承ください。

アクセス|ACCESS

〒102-8656 東京都千代田区隼町4-1
TEL:03(3265)7411(代表)

  • 半蔵門線「半蔵門駅」
    6番出口(エスカレーター・エレベーターあり)
    1番出口から 徒歩約5分
  • 有楽町線/半蔵門線/
    南北線「永田町駅」
    4番出口から 徒歩約8分
    2番出口から 徒歩約10分
  • 都バス

    都03(晴海埠頭―銀座四丁目―四谷駅)
    「三宅坂」徒歩1分(本数僅少)

    宿75(新宿駅西口―河田町―四谷駅前―三宅坂)
    「三宅坂」徒歩1分(本数僅少)

  • 劇場バス
    当面の間、主催公演終演時の運行を
    中止させて
    いただきます。
※駐車場は収容台数に限りがございます。
なるべく公共交通機関をご利用ください。
第一部
午前11時開演

寿二人三番叟(ことぶきににんさんばそう)

 天下泰平・五穀豊穣を祈る能『翁(おきな)』をもとにした人形浄瑠璃『寿式三番叟』は文楽では特別な格式を持つ祝儀曲ですが、このたびはその内の二人の三番叟が登場する場面を採り上げています。三番叟が袖や鈴を振る姿には、災厄をもたらす邪気を払う意味も込められます。荘重にして軽快な演奏に、三番叟の潑溂(はつらつ)とした舞が一体になり、劇場の再開を寿(ことほ)ぎます。

嫗山姥(こもちやまんば)

廓噺の段

 謡曲『山姥(やまんば)』をもとに近松門左衛門が、宮中の勢力争いに源頼光が巻き込まれる物語に仕立てました。ご覧いただく場面は、公卿の館に場違いな煙草売りや紙衣(かみこ)姿の傾城(けいせい)が現れて唄を歌ったり、恋の鞘当ての物語を始めたり、賑やかな展開となります。果てはその傾城・八重桐(やえぎり)が夫の魂を胎内に受け、頼光四天王の一人、坂田公時(さかたのきんとき)(金太郎)誕生へとつながる、荒唐無稽な中に人形浄瑠璃の面白さが凝縮された作品です。

『二人三番叟』
『嫗山姥』廓噺の段
『嫗山姥』廓噺の段
『嫗山姥』廓噺の段
第二部
午後1時45分開演

鑓の権三重帷子(やりのごんざかさねかたびら)

浜の宮馬場の段/浅香市之進留守宅の段/
数寄屋の段/伏見京橋妻敵討の段

 大坂で実際にあった妻敵討(めがたきう)ち(妻を奪った男を夫が復讐として討つ)を近松門左衛門が浄瑠璃に仕立てた作品です。平和な時代の武家官僚社会に立身出世を志す美男の松江藩士・笹野権三(ささのごんざ)とわが子の行く末を案じるおさゐ。それぞれの幸せへの希求が思わぬ展開となり、哀しい結末へと導かれる皮肉。運命の浅ましさ、哀れな心情の移ろいが、夏の宵の庭先での運命の急変、盆踊りで賑わう中での妻敵討ちと美しい舞台を背景に描かれます。

『鑓の権三重帷子』浜の宮馬場の段
『鑓の権三重帷子』浅香市之進留守宅の段
『鑓の権三重帷子』伏見京橋妻敵討の段
第三部
午後5時開演

絵本太功記(えほんたいこうき)

夕顔棚の段/尼ヶ崎の段

 戦国の覇者・織田信長(作品では尾田春長(おだはるなが))に対し謀反を企て、本能寺で討ち果たした明智(武智(たけち))光秀を主人公に、豊臣秀吉(真柴久吉(ましばひさよし))との対立を軸にした物語です。暴虐の限りを尽くす主君を討った光秀ですが、その家族にとって謀反人の一家となった現実はあまりに厳しいものがありました。逆臣となった息子から離れて母が住まう尼ヶ崎の閑居を舞台に、主殺しという業を背負って戦いに臨む光秀とその家族の運命の破滅を描いた、魂を揺さぶる時代物浄瑠璃の傑作です。

『絵本太功記』尼ヶ崎の段
『絵本太功記』尼ヶ崎の段
『絵本太功記』尼ヶ崎の段
『絵本太功記』尼ヶ崎の段
第四部
午後7時45分開演

【文楽入門】~Discover BUNRAKU~解説 文楽をはじめよう

 第四部は、人形浄瑠璃文楽を初めてご覧になる方々のために、新しい世界への扉を開くきっかけになりますよう、解説と名作を組み合わせて上演いたします。お仕事が終わった後でもご覧いただきやすい時間ですので、この機会にぜひご来場ください。

壺坂観音霊験記(つぼさかかんのんれいげんき)

沢市内より山の段

 大和国(奈良県)壺坂寺のご本尊の観世音菩薩は眼病に霊験あらたかな仏として人々の信仰を集めています。その門前に貧しいながらも仲良く暮らすお里(さと)と沢市(さわいち)の夫婦。視力を失った沢市は、献身的に自分に尽くすお里に感謝しつつ、自分が妻の負担になっていると思い込み、命を絶つべく崖から身を投げてしまいます。しかし、観音の功徳によって奇跡がもたらされるのです――。夫婦愛、そして信仰による生命と魂の再生の物語、心洗われる一幕をお楽しみください。

『壺坂観音霊験記』沢市内より山の段
『壺坂観音霊験記』沢市内より山の段
『壺坂観音霊験記』沢市内より山の段