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彩―鶴澤派から応挙まで―

地域文化施設公演・展示活動(美術館等展示活動)

兵庫県立歴史博物館(兵庫県姫路市)

活動概要

兵庫県立歴史博物館は、平成6年に円山応挙展を開催し、大変評判が良い展覧会だった。その円山応挙には兵庫県明石出身の絵師・石田幽汀という師匠がいて、石田幽汀は京都を拠点として活躍した鶴澤派の絵師だった。本展覧会は、鶴澤派から応挙へという流れに注目した。
鶴澤派は、江戸幕府に仕えた狩野派から分派した絵師集団であり、鶴澤探山、探鯨、探索、探泉、探春、探龍、探真と続き、明治時代を迎えている。京都御所障壁画制作にも参加するなど京都で多くの重要な仕事を行っているが、その鶴澤派の注目すべき特徴の一つに弟子の養成システムがあった。これにより鶴澤派から多くの門人が育った。円山応挙の出現も鶴澤派の存在があったからだといえる。
この展覧会は円山応挙展の続編という性格を持ちながら、兵庫明石出身の絵師・石田幽汀の紹介をも目的とした。

展示会場と休憩スペース
展示会場と休憩スペース

チラシ画像
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応募に当たって

この博物館は、郷土の歴史に関する兵庫県民の理解を深め、教育、学術及び文化の発展に寄与することを目的としており、展示内容は兵庫県の歴史、民俗芸能、子ども文化、姫路城と城下町などを中心に構成している。今回の企画展も館の目的・構成に沿ったもので、明石出身の画師・石田幽汀にも焦点を当てたことで、知られざる地域由来の人物を学ぶ機会の提供をねらいとした。
今後も地域文化の振興に資する展示活動を展開し、県外から訪れる来館者にも豊かな兵庫の姿を紹介していきたい。


助成を受けて

この展覧会では約80点の作品を紹介した。そのうちほとんどが初紹介作品だったため、今後の資料となる展覧会図録作成が重要な意味を持つことから、この点に助成を有効活用できた。
また、江戸時代の絵師は修業時代、師匠から二畳分だけ個人スペースを許されていた。それにちなんで、会場に二畳の広さの休憩スペースを三カ所造作したところ好評であり、これも助成により可能となったものである。

助成実績

助成年度 助成額 総事業費
平成20年度 700千円 11,799千円
平成21年度 2,800千円 13,124千円
平成22年度 1,100千円 5,570千円

兵庫県姫路市本町68番地
兵庫県立歴史博物館
Tel:079-288-9011 Fax:079-288-9013
E-mail:rekihaku-bo@hyogo-c.ed.jp
HP:http://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/



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