日本芸術文化振興会トップページ  > 芸術文化振興基金  > 珠洲古窯復元焼成実験

珠洲古窯復元焼成実験

伝統工芸技術・文化財保存技術の保存伝承活動

珠洲古窯研究会(石川県珠洲市)

活動概要

12~15世紀(平安末~室町時代)に生産された珠洲焼の窯を復元して焼成実験を行う。失われた中世窯業の技術の解明を目的として、耐火レンガなど現代の資材を使わず、発掘資料や炭窯、瓦窯などの伝承技術を参考にして、煙突をもたない当時の窯形式を実物大で復元した。平成20年度は、2度の焼成を行い、その実験成果をもとに、平成21年度は、窯の再構築と焼成品や焼成法を改良して、より忠実な復元実験を目指す。実験の進捗結果をもとに、一般参加型の珠洲焼制作体験のイベント開催を秋に予定している。

築窯作業中の会員
築窯作業中の会員(平成20年5月)

第1回焼成実験
第1回焼成実験(平成20年9月)

応募に当たって

研究会には陶芸家は1名のみで、他者は様々な職業人によって構成されている。そのため、十分な陶芸経験はもとより、資材や資金の裏付けもないまま、会員の熱意とアイディアで、なんとか継続してきた。しかし、そのために妥協した点も多々あり、より良い実験を行うには、どうしても資金が必要となる。
大甕の成形や、粘土採掘など会員の手に余る部分が解消されることを期待し、予算の使用時期や支払い方法も考えながら、事業スケジュールを組んでいる。

助成を受けて

助成によって、平成21年度事業が計画どおり進めば、平成20年に行われた全国初の試みである復元焼成実験を通して、より厳密で必要十分な実験成果が得られ、初期の目標は達成されると思われる。得られたデータ等の成果を公開することで、珠洲焼に限らず、より広く中世窯業の周知に生かせるものと期待している。
また、実験窯は、実験目的が終了した後も、できるかぎり継続して焼成を行い、一般参加の珠洲焼制作体験、郷土史の学習や体験、さらには珠洲焼のシンボルとしての活用を考えている。

助成実績

助成年度 助成額 総事業費
平成21年度 800千円 993千円

石川県珠洲市蛸島町1-2-563
珠洲市立珠洲焼資料館
珠洲市教育委員会事務局文化財担当:大安尚寿
Tel:0768-82-6200 Fax:0768-82-6045
E-mail:bunkazai@city.suzu.ishikawa.jp



その他の事例を探す

  • 舞台芸術等の創造普及活動
  • トップレベルの舞台芸術創造活動
  • 国内映画祭の活動
  • 映画製作への支援
  • 地域の文化振興等の活動
  • 基金部トップページへ
助成へ応募される方はこちら