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茅葺き民家・旧福島邸の土蔵修復ワークショップによる里山の文化的景観保存活動

歴史的集落・町並み、文化的景観保存活用活動

特定非営利活動法人 輪島土蔵文化研究会(石川県輪島市)

活動概要

能登半島地震で被災した茅葺き民家である旧福島邸の土蔵を、輪島市・地元住民・左官職人・学生ボランティアらの協力により、ワークショップにより修復する。単に震災復興ではなく、茅葺き民家と土蔵による里山集落の文化的景観の保存活動であり、同時に、過疎化が進む集落活性化、里山・景観を研究する東京農業大学及び金沢大学などの学生と地域の連携、左官技術の伝承に役立てる。

5~10月にかけて5回のワークショップを計画。第一回は中途半端に残った土壁撤去。第二回は土と藁をまぜる土づくり。第三回は竹と縄で小舞をかく作業前半。第四回は小舞をかく作業後半。第五回は土の泥団子を小舞につける壁作り及びシンポジウムを行う。作った壁は土を乾燥させてから、平成22年度以降、大直し、中塗り、仕上げなどを行う予定である。


輪島市の入口に位置する
茅葺き民家・旧福島邸


海外のボランティアも参加した
土づくりワークショップ

応募に当たって

背景として輪島市文化的景観推進事業(文化庁国庫補助事業)において、三井地区の茅葺き民家、土蔵、納屋が山裾に並ぶ里山の景観が候補地にあげられており、本旧福島邸が輪島市の入口に位置するため、三井の景観の象徴にもなっていることがあった。しかし、その文化的景観の重要な要素である土蔵が能登半島地震で被災し、外壁が崩落。修復のめどが立たずに放置され、このままでは解体撤去が危惧されていた。

そこで、輪島において震災以降に土蔵修復を行ってきた土蔵文化研究会と福島邸を管理している三井の地元有志による三井活性化共同組合とで相談していたところ、文化的景観に係わっている日本ナショナルトラストと東京農業大学教授から芸術文化振興基金助成の存在を知った。

助成を受けて

この活動は、ひとつの土蔵の修復を通じて、単に文化的景観の保存だけでなく、震災復興、過疎地活性化、大学・学生と地域の交流、都市と里山の交流、左官技術の伝承など、極めて多くの意義があると考えている。この助成を生かして少しでも多くの効果が上がるように、ひとつひとつ作業を進めていきたい。

土蔵修復は1年以上かかるため、できれば来年度以降も助成を受けて修復を完成させたいと考えている。さらにそれ以降は、茅葺き技術の伝承など、三井地区の文化的景観を保存するための様々な課題があると思われ、それらにも少しずつ取り組んでいきたい。

助成実績

助成年度 助成額 総事業費
平成21年度 1,200千円 2,820千円

輪島市三井町長沢1-49-3
NPO法人 輪島土蔵文化研究会:萩野紀一郎
Tel:0768-26-1666 Fax:0768-26-1665
E-mail:kibohagino@aol.com
HP:輪島の土蔵修復活動



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