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日本テレマン協会

日本テレマン協会創立45周年記念/日本テレマン協会第181回~186回定期演奏会

日本テレマン協会(大阪府大阪市)

活動概要

日本テレマン協会は1963年に指揮者延原武春が創設した室内楽の団体である。

バロックからベートーヴェンの音楽を斬新な斬り口で紹介し続けてきた。平成20年度は協会創立45周年にあたり、「延原の古典派へのアプローチ」「中野振一郎のバロック」という二つの軸をもって団体の方向性を提示することにした。そのコンセプトのもと定期公演を構成し、公演は全部で6回(東京4回・大阪2回)行った。

大阪の2公演は延原によるベートーヴェンの「第九」「合唱幻想曲」「荘厳ミサ曲」で、いずれもベートーヴェンの指示したテンポに基づく延原独自の解釈と古典派当時の楽器およびレプリカ(=以後は「クラシカル楽器」と表記)の使用という要素がポイントになっている。東京の4公演は長年当協会のミュージック・ディレクターとして中野振一郎の音楽性がテーマである。バロック時代の楽器およびレプリカ(=以後は「バロック楽器」と表記)による演奏団体「コレギウム・ムジクム・テレマン」とともに中野が培ってきたバロック音楽の魅力をチェンバロ協奏曲という切り口で多角的に紹介・再確認し、更なる発見と向上をめざすという企画であった。

183回定期演奏会(大阪・いずみホール)より

応募に当たって

大阪公演について

すべての演奏家の創造力を認め、ともに音楽を作ろうと考える延原の姿勢は日本の指揮者としてはとても珍しいものであるが、今後の日本の文化の発展を考えると、このような姿勢の指揮者の存在を広く知らせるべきだと考えたのがこの企画の最大の留意点であった。ベートーヴェンを選んだ理由は1982年に延原が試みた「100人の第九」が、ベートーヴェンのメトロノーム指示に基づいた世界初の演奏であり、その試みがガーディナーやホグウッドといった指揮者にヒントをあたえ、世界的な潮流を生み出していったことにある。

東京公演について

中野振一郎は延原が見出したチェンバロの第一人者であり、世界的な演奏家としても有名であるが、協会としては類まれなこの人材の次のステップを考えるべく、これまでの集大成を企画した。日本テレマン協会で育んだものを、それ以外の多くの演奏家にも共有できるものとしていきたいと考えていた。

助成を受けて

主な成果としては二つあげられる。

一つは延原武春に対して「ドイツ連邦共和国功労勲章功労十字小綬章」が贈られたことである。きっかけはこの公演を大阪・神戸ドイツ総領事館の副総領事が直接聞き、「このような演奏はドイツ本国でもない」と高く評価し、本国に紹介したことによる。

もう一つはこの演奏をきっかけに延原と関西を代表するオーケストラ「大阪フィルハーモニー交響楽団」との共演を民間団体が企画できたことである。企画の担当者も直接公演を聴き、「この人をもっと多くの演奏家に知らせたい」という感想をもったという。また協会としては延原指揮によるクラシカル楽器の魅力を更に伝えるべく、多くの演奏会を企画し、好評を博している。 大阪発信の音楽的な一つのムーブメントをつくりつつある。

助成実績

助成年度 助成額 総事業費
平成19年度 6,000千円 19,267千円
平成20年度 4,500千円 20,327千円
平成21年度 3,000千円 19,247千円

〒530-0002
大阪府大阪市北区曽根崎新地二丁目一番十七号
日本テレマン協会
Tel:06-6345-1046
E-mail:tij@cafe-telemann.com
HP:http://www.telemann.ws/



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