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芸術文化振興基金

妻の病 ─レビー小体型認知症─

映画製作への支援 記録映画

有限会社いせフィルム
助成金額 5,890千円

活動概要

いせフィルムは、映画やテレビ番組などの映像の企画制作および上映、配給を行うことを目的に2001年に設立。ミニシアターおよび自主上映会での上映は、長年の上映活動の蓄積によりネットワークができ、全国各地に定着している。

本作は認知症の理解を深めるために制作されたもので、レビー小体型認知症の妻と小児科医の夫との10年間にわたる認知症闘病の様子を描いたヒューマンドキュメンタリー映画。認知症の人々を「何もわからない、できない人」ではなく、「本人なりの思いや願いがあり、できる力を秘めている人」ととらえ、その生きる姿勢を映像で伝えている。

レビー小体型認知症は、老年期に発症する認知症のひとつで、アルツハイマー型認知症についで多い病気。レビー小体とは、神経細胞にできる特殊なたんぱく質のこと。レビー小体型認知症では、レビー小体が脳の大脳皮質や脳幹にたくさん集まってしまうことにより、神経が上手く伝わらなくなり、認知症の症状が起こる。

準備・撮影は2011年1月より2年間、編集・仕上げは2013年10月より2014年9月まで。完成試写は2014年10月。上映時間87分。

寄り添い歩く主人公の石本夫妻

誕生日を祝う主人公の石本夫妻

助成を受けて

ドキュメンタリー映画の製作は、予定どおりに進まないことも多く、どうしても撮影に長い時間がかかってしまいます。このため、その期間の資金をどのように捻出するかは大きな課題です。製作をバックアップしてくれる助成の存在はとてもありがたく、助成金を含めた資金をいかに有効に生かすかについては工夫をしました。

この映画は、自主上映活動を中心として公開しました。映画を創り観てもらう、という活動を通じて、テレビ等マスメディアの媒体とはひと味もふた味も違う、よいコミュニケーションの場を作り出すことができます。今回も、完成した一本の映画を通じて、われわれ製作者が様々な人々との出会いを経験するとともに、観客にもそういった場を提供できたと思っています。

今後は、劇場上映、自主上映、映画祭上映などさまざまな方法で上映活動を展開することにより、さらに製作活動の内容を深めていきたいと考えています。

〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-3-7 青山N‐ブリックビル3F
有限会社いせフィルム
Tel:03-3406-9455
URL:http://www.isefilm.com(外部サイトへリンク)

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