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芸術文化振興基金

第12回 ユネスコ記念能

トップレベルの舞台芸術創造事業 伝統芸能

公益社団法人能楽協会
助成金額 700千円

活動概要

能楽協会は能楽の伝統と秩序を維持し、文化芸術の発展に寄与することを目的に1945年に設立。会員能楽師の芸能活動の推進、人材育成、活動条件の改善および地位の向上に努めることや、実演に係る権利擁護や能楽実演データを正しく保存するための活動などを行っている。

本公演は、若手を中心とした各流の実力者を中心に、流派の違いが楽しめる立合形式の企画で構成。シテ方五流(観世流、金春流、宝生流、金剛流、喜多流)の能楽師が出演。各年代を代表する実力者が同じ曲を順番に舞うというこれまでにない新しい企画“年代別競演”と、若手演者による“相舞競演”という2つのテーマで2014年11月27日に宝生能楽堂(東京都文京区)において1回(2部構成)実施。

「大瓶猩々」シテ 梅若紀彰

「邯鄲」シテ 山井綱雄

助成を受けて

能楽師のシテ方は、平素はそれぞれの流派にわかれて公演を行っており、シテ方五流が総出演するという公演はあまりありません。こうした企画は当協会だからこそできるもので、能楽愛好者の関心を集める企画であり、また初心者にとっても楽しめる内容であったと思います。

今回の2つの企画は、演者同士が刺激し合うスタイルでしたので、能楽師にとってはよき研鑽の場になったようです。公演当日は、今後の能楽鑑賞に役立つようにシテ方五流について解説した資料を来場者全員に配布しました。

助成を受けることで、チケット価格を低く抑えることができ、ふだんは捻出がむずかしい広報費も確保できました。新しい観客を取り入れたいと考え、雑誌などの印刷媒体はもとより、インターネット情報サイトなど、若手演者と同年代の方々が興味を持てるようなツールを使って広報活動を行いました。

これからもシテ方五流が総出演する企画はやっていきたいと考えていますが、演者が揃う日程の確保が難しく、平日にならざるを得ません。魅力的な企画であっても、平日の公演では働く方や若い方などが足を運びづらくなってしまうため、今回の公演では夜の部を19時開演にして働く方へ配慮しました。しかし、能楽堂の使用時間の制約などもあり、上演する演目が限られてしまうなどの課題がありました。今後はそうした課題の解決策をさぐりながら、当協会ならではの企画を検討し、様々な感覚を取り入れながら、能楽界を支えてくださる観客の確保を目指していきたいと思っています。

〒169-0075
東京都新宿区高田馬場4-40-13 双秀ビル2階
公益社団法人能楽協会
Tel:03-5925-3871
URL:http://www.nohgaku.or.jp/(外部サイトへリンク)

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